• "林道法曽吹屋線"(/)
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  1. 新見市議会 2013-03-01
    平成25年3月定例会(第4号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2013年03月08日:平成25年3月定例会(第4号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(羽場純三君) おはようございます。皆さん連日御苦労さまでございます。  ただいまの御出席21名でございます。これより本日の会議を開きます。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(羽場純三君) 日程第1に入ります。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  まず、15番仲田康豊議員の登壇を願います。15番仲田康豊議員。               〔15番 仲田康豊君 登壇〕 3 ◯15番(仲田康豊君) それでは、通告に従いまして順次質問をしたいと思います。  まず、1項目めの新産業創出についてでございます。  まず、新見市での産業創出機構立ち上げる考えはないかという点で質問をいたします。この機構の立ち上げの目的は、産学官民連携で新産業、新商品開発による産業発展を目指す新見市の産業振興に意欲のある企業また事業者のグループ化や、産学官民連携をツールとした新技術、新商品開発から販路開拓まで一体的にサポートしていくという機構です。現状の取り組みでは、農業、工業、商業と、それぞれ独自に新事業の新商品等の開発を行っております。これを異分野、異業種、産学官がネットワークをつくり、新たなアイデアや技術をもとに競争力のある製品、商品を生み、それによって雇用の創出にもつながると考えます。是非とも機構の立ち上げに取り組むべきだと思いますが、いかがでしょうか。  2項目めの新見の特色を生かす産業創出という点ですが、農業部門ではやはりピオーネとか千屋牛、そういったものの特産品をさらに品種改良等でさらなる拡大を図る。林業部門ではバイオマス利活用の支援、また工業部門では新見市では貴重な新見市の資源である石灰業を入れ、石灰の付加価値を高めるための研究開発などにも支援をしていき、新見市の地場産業としてさらなる振興を図り、雇用の創出につなげる。雇用の問題も、現状では企業誘致も困難な時代であります。きのうの答弁でも企業誘致の補助増を考えているというふうに答弁がありましたが、過去にも期待をして来てきただいた企業が数年で撤退をするというふうな企業もありました。やはり、企業誘致はそういったリスクもあることも事実であります。また、なかなかこの新見市の立地条件では企業誘致ということも難しいと思われます。ですから、これからはやはり地場産業をしっかりと育成をしていき、市内で雇用の創出を考えなければならないと思います。  そこで、学では、つい先日市内の高校生が日本学校農業クラブの検定でニンニク苗の研究ということで最高位の特級に認定をされました。以前にも地元高校の活用というふうな質問をいたしましたが、そういった学の部門でも地元高校にも参加をしてもらうと、そういう新しい発想の新見バージョンでの機構というものを立ち上げる考えはないでしょうか。  2項目め、市内各地にある防火水槽について。  現在、市内に何カ所あるのかということと、できれば旧自治体別にお示しをいただきたいと思います。  2点目の、現状の把握はできているかということでございますが、貯水槽の土砂等堆積の状況、またフェンス老朽化等、実際に使用できる状態であるかなど調査をされたことがあるでしょうか。  維持管理についてですが、地域で設置している場合は基本的には地域で管理をするというふうな、旧自治体にそれぞれよって違うかもわかりませんが、そういう条件であったように思います。しかしながら、高齢化により集落戸数も減り、地域で管理がなかなかできなくなっているというところも多く出てきております。また、設置されて古いものでありますと多分30年から40年ぐらいたってるかなと思いますが、フェンス老朽化等安全面の問題も出つつあります。今後これらの管理について一定の方向性を示すという必要があると思いますが、現在それの一定的な条件というか、それが定めてあるんであればそれをお知らせいただきたいと思います。  これで1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(羽場純三君) ただいまの仲田康豊議員一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
    5 ◯産業部次長大月幸子君) 1項目めの1点目でございますが、本市の産業に産学官民が一体となった機構の取り組みはできないかということでございますが、本市の産業にとりまして、情報や技術の共有化を産学官民で図り、付加価値の高い商品開発による新産業を創造することは効果的であると考えております。ほかの事例なども参考にしながら、本市の中でもどのような取り組みができるか研究をしてまいりたいと考えております。  2点目でございますが、千屋牛、ピオーネなどの特産品の販路拡大や石灰を活用した商品開発などの可能性も含め、関係機関の機運の度合いをはかりながら組織化の必要性についても今後研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 6 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。仲田康豊議員。 7 ◯15番(仲田康豊君) 研究をしていきたいという答弁でありました。  現在、新見商工会議所阿哲商工会を中心に小規模事業者地域力活用新事業、全国展開支援事業という事業に取り組んでおられます。先日も新聞の記事で新商品開発のほかグルメ&ダイニングショーへの出店、地域発信型映画、今回の吉本映画など高い成果と評価が認められています。昨日も産業振興の答弁で特産品を全国に発信したいという答弁がありました。本当に全国に発信するのであれば、こういった事業についても問題はこれからだと思うんです。全国支援事業も今年度で終わります。そういった意味で、これからは行政としてバックアップというのが必要ではないかと考えます。  また、石灰石の一例を紹介しますと、土壌改良の製品を販売していた会社が化粧品の原料を開発し、その原料が老化や成人病の原因といわれる活性酸素の消去、抑制力が強いことに着目をし、飲料水に含まれる抗酸化物を活性反応させる還元水素水を開発をしました。そして、お茶とブレンドして飲料水の業界に進出した、こういった例もあります。  そういった新事業、新商品の開発について、いろいろな面で、お金だけではなくてそういう販路も含めて研究の段階、あらゆる面で支援をしていくと。例えば石灰の新製品の研究にしましても、これが研究の段階で例えば放射能のセシウムを抑えるような土壌改良材ができたというようなことになればすばらしいことだと思います。  そういった意味でも、私はこれまでたびたび言ってまいりましたが、この中山間の町ではやっぱり行政が加わり市全体で取り組んでいく、そういうことが必ず必要だと思います。また、やはり市役所はいわば新見市の大企業と同じです。やっぱり市役所が動かなければなかなか町は変わらないというふうに思いますが、いかがでしょうか。 8 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 9 ◯産業部次長大月幸子君) 議員がおっしゃるように、産官学民が一体となりまして商品の開発等を行っていくということは本当に効果的なことだと考えておりますが、今後その商品の開発の可能性なども含め、関係機関の機運の度合いをはかりながら組織化の必要性についても今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 10 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。仲田康豊議員。 11 ◯15番(仲田康豊君) 市長にお尋ねします。  市長は、施政方針の中でこういうふうに書かれておられます。抜粋を読み上げてみます。県におきましては、これまでの県政で築かれた成果と基盤を生かしながら新たな発想で産業振興や教育再生などさまざまな施策や改革にチャレンジし、国、市町村、民間団体などと連携して県全体のさらなる活性化や魅力づくりに御尽力いただけると考えております。そういうふうに期待していると書かれております。また、全国的に進む人口減少や少子・高齢化は本市も例外ではなく、本市を取り巻く情勢は依然として予断を許さない状況にあります。また、今の時代はまさに自治体がみずからの権限と責任で、その住民の意志と責任に基づき地域の行政を行うという、地方自治のあり方そのものが問われている時代であります。このような時代におきましては、私どもは現状を的確に把握するとともに変化に対してスピード感と決断力、実行力をもって対応し、みずからの手で必要な施策を迅速かつ着実に進めていかなければなりません。こういうふうに施政方針にも上げられております。きのうも出ておりました、よく政治は百年の大計というふうに言われております。しかしながら、今の時代の変化のスピード、それを50年、100年先というのはなかなか読みづらいものがありますが、少なくとも新見市の10年、20年、30年ぐらいは予測できるというふうに思います。もちろん県、国にも期待をしながら、しかし新見市の将来のためにみずから改革、そういったチャレンジ、行政が変わっていく、で町を変えていくと、そういうふうなお考えはどうでしょうか。 12 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 13 ◯市長(石垣正夫君) この産業の振興でございますが、おのおのの企業でも大分取り組んでおられまして、我々も支援するところはやろうということで相談しておりますし、また市で使えるものは実験的に使おうということでやっておるような状況でございまして、例えば石灰を使って融雪剤をやろうとか、こういう実験も我々と組んでやっております。それから、土壌改良剤等々もやっておりますし、いろんなことをそれぞれの企業が先を読んで取り組んでおられると。我々がそれで助成できるとこはやっていこうと。当然研究段階では経費がかなり要りますので、そういうことを一緒になって取り組もうということで、今まででも表へ出ておりませんけど、新見の企業は大分そういう産業で新しい分野へ進出されておるというのは間違いございません。しかし、なかなか華々しくいっとるかといいますとそうはございませんけど、何人か雇用して進めていただいておりますので、我々も石灰業者を回りながら、また御用聞きをしながら一緒になって対応してまいりたいと思います。  以上でございます。 14 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。仲田康豊議員。 15 ◯15番(仲田康豊君) なかなかすぐにというわけにはいかないかもわかりませんけども、やはり種をまかなければ実はならない。そこの中で産業振興、創出、経済の振興も含めて、やはり目先のことじゃなくて本当に10年、20年、30年後にこの新見市の産業としてどういったものが残せるのかと、そのための今種をまく準備をすると。そういったことが必ず必要だと思うんですね。それをやっぱり市長にもそういう英断をいただきたいと思いますが、その辺はどうでしょうか。 16 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 17 ◯市長(石垣正夫君) とにかく私が思っておるのは、企業等がそうやって物をこしらえてやると、いろんなことをやりますと規制が非常にいろんな省庁でかかっておると、これが非常にネックでございます。こういう規制緩和をしていただきまして、またそこの企業が独自に取り組んでいけるような方法を考えにゃいけないという気がいたしておりまして、一時、あるものを新見市が特別な特区をとってやったらどうかということで声をかけましたけど、途中で企業も断念されたと。非常に難しい手続とあれで、そこまでしょうたらやっていけないというような状況でございますので、今度は規制緩和をしていただきながら、市がそういうことも応援できるような体制をとっていかなければ、大企業ならできますけれど中小企業等はなかなかそこまで手が回らないということも感じておりますので、今後そういう方面も努力してまいりたいという気がしております。 18 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。  2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 19 ◯消防長小川節雄君) 2項目めの防火水槽についての御質問で、1点目の設置数でございますが、平成25年2月末現在の防火水槽の設置総数は349基でございます。旧市町別では新見131基、大佐62基、神郷26基、哲多58基、哲西72基で、このうちの102基が私設となっております。  次に、2点目で現状把握についてでございますが、防火水槽は消火活動を行うための重要な水利であり、水量、ふたの開閉状況、フェンスの状態等について地元地区及び消防署と消防団で把握を行っております。消防署は定期的な治水利調査で、また消防団は春と秋の火災予防運動期間中に行っております。  次に、3点目の今後の維持管理でございますが、防火水槽維持管理については公設、私設を問わず関係する地元地区での対応をお願いしておりますが、高齢化等により困難な場合は、地元消防団に御相談いただければ消防団が対応を行っております。  また、修繕については公設の水槽は市が行い、私設の水槽は原材料費を市が負担しております。  今後も火災時に支障を来さないよう地元主体の管理をお願いし、地域の防災意識の向上につなげてまいりたいと考えております。  以上でございます。 20 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。仲田康豊議員。 21 ◯15番(仲田康豊君) 地元消防団に相談をすればできると。例えば土砂上げですね、それは地元消防団に住民の方が依頼をすれば消防団で撤去してもらえるという、そういうことなんでしょうか。 22 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 23 ◯消防長小川節雄君) 議員がおっしゃられますように、土砂の撤去等につきましては消防団のほうに御相談をいただければ消防団のほうで対応するということでございます。  以上でございます。 24 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。仲田康豊議員。 25 ◯15番(仲田康豊君) それは、全市的にそういうふうにちゃんとルールは決まってるんですかね、実際。だから、これ地区の人からもそういう話を聞いたんですけど、土砂上げっていうか消防団が対応してくれないというふうなことを聞いたんですが、以前は先ほど言いましたが基本的には地域で設置したものは地域で管理するというふうに、自分もそういうふうに聞いてましたし、実際自分が消防団のときも、消防団の全て管理じゃなくて、あれはあくまでも基本的には地元管理ですよという中できたんですが、今のお話がそうであれば、これは多分全市的にちゃんとそのことを住民の人に教えてあげなければ逆にいけないと思うんです。本当に消防団にお願いすれば土砂の撤去をしてもらえるのであれば、それはきちっとそういう連絡というか、方法を教えてあげて欲しいと思うんですが、どうでしょうか。 26 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 27 ◯消防長小川節雄君) 先ほども答弁いたしましたように、地元での主体的な管理をお願いするということですが、やむを得ない困難な場合には、土砂が大量にあるとか、軽微な場合を除いて、そういった場合には消防団のほうに御相談いただければ消防団のほうが対応するということでございますので、これについては広報に努めてまいりたいと思っております。 28 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。仲田康豊議員。 29 ◯15番(仲田康豊君) 先ほどのフェンスのことなんですが、フェンスの張りかえをもしやる場合、そういう場合は全て行政負担でできるという解釈でいいんでしょうか。それとも、やはり何割かを地元負担をいただくというふうなことになってるのかどうか。 30 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 31 ◯消防長小川節雄君) 公設の場合には市が行います。私設水槽の場合には、原材料費のほうを市のほうが負担をさせていただきます。そういった内容でございます。 32 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。仲田康豊議員。 33 ◯15番(仲田康豊君) 先ほども、消防団のほうに相談をすれば土砂も撤去できるということでありましたけども、実際堆積している土砂ですね、あの水槽の中から手作業で出すということは非常に不可能に近いと思います。そうすれば、やはりユニックを頼んだり、もちろん運搬用のダンプ等、そういうものも消防団で手配をしなければならないということになりますね。そういった経費面も全て消防団が背負うことになるのか。それとも、やはりこれから逆に言うと住民にすれば頼みやすくなるという、消防団にも一定の最低の機械の借り上げ代ぐらいということを補助できるのかどうか。これは1回掃除すれば20年、場所によって違いますけど20年ぐらいもつと思うんですよね、逆に言うと。そうすると、やはり消防団に全てのボランティアでっていうのは消防団もやっぱり負担がかかるというふうに考えるんです。ですから、消防団にもう全部依頼ができるということであれば、例えばそういう最低限かかる機械の借り上げっていうぐらいはやっぱり消防団にもそれをしていくべきではないかというふうに考えますけども。全く消防団のボランティアでやるというお考えかどうかということを。 34 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 35 ◯消防長小川節雄君) 先ほども申し上げましたけど、軽微な場合を除いて困難な場合には消防団のほうに御相談をいただきたいと申し上げましたが、消防団のほうは市民の安全確保のために日ごろから地域に密着した活動をしていただいております。そういった活動の中で、いろいろなケースがあると思います。そういった場合には、その都度団と協議をしながらできる限りの対応をとっていきたいというふうに考えております。 36 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。仲田康豊議員。 37 ◯15番(仲田康豊君) 今お聞きして、私もちょっと勘違いしていたとこいっぱいあります。恐らく住民の人もそのように思ってますし、消防団自体も一つのルールづくりっていうのがないもんですから対応に困っていると思います。もちろんよく言われる自助、共助、公助というのが基本であります。しかし、その中で今地域によっては自助、共助が困難な地域が生まれてきていると。  そこで、やはり今後ますます公助のあり方というのが問題になってくると思うんです。全てを行政がするということは、もちろんそれは不可能だと思います。ですから、今のお話が本当に一定のルールであれば、それをやはり本局であろうが支局であろうが相談があったりすると、それは地元の消防団に相談をまずしてください、地元の消防団はそれから今度団本部と相談をしていきながらどういう作業をするかというふうなことをきちっと一定のルールをつくってもらうっていうか、それをしていただきたいと思うんです。そうしないと地域によってはばらばらという、消防団によってもばらばらという判断では、今の答弁ではちょっと不公平が生まれる可能性があります。ですから、これをきちっと全消防団にもこういうふうな場合はこういう対応をしてくださいという、そういうマニュアルづくりをしていただきたいと思います。いかがでしょうか。 38 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 39 ◯消防長小川節雄君) 現在もそういったことで対応しておりますので、今改めて新しいマニュアルをつくるということではございませんけどが、そういった広報をしっかりと団を通じてしていきたいというふうに思っております。 40 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。(「ありません、終わります」と15番仲田君の声あり)  これをもちまして仲田康豊議員一般質問を終わります。  次に、11番橋本亨子議員の登壇を願います。11番橋本亨子議員。               〔11番 橋本亨子君 登壇〕 41 ◯11番(橋本亨子君) 11番橋本亨子です。  任期中の最後の一般質問となりましたが、市民の皆さんから寄せられた御意見などを踏まえて、今回は5項目の質問を通告をいたしております。  では、順次通告に従って質問させていただきます。  まず、1項目めでございますが、住宅リフォームの助成制度の創設について質問をいたします。  地域経済の柱である市内商工業者の経営と雇用を守るための取り組みとして、これまで繰り返し住宅リフォーム助成制度の創設を提案してきたところでございます。平成21年度から平成24年度まで一般質問では5回この問題を取り上げておりますが、担当課のほうにも既に実施している自治体の経済波及効果の状況などもお示しをしてきたところでございます。来年度からの新規事業として、本市でもやっと取り組みが行われようとしているわけですが、私どものたびたびの提案を受け実施していこうという市長の英断を評価するものでありますが、問題はその中身、そして制度の内容が大事であります。実施されようとする制度の内容についてお尋ねをしておきたいと思います。  まず、1点目でございますが、制度を実施するに当たり、いつから開始となるのかお示しください。また、制度の実施の期間、これについても御説明をいただきたいと思います。  2点目、助成額と助成の対象範囲はどのようになるのかお示しください。  3点目、申請などの手続についてはどのように行うこととなるのか、この点をお示しをいただきたいと思います。  2項目め、高校卒業までを対象にした医療費無料制度の実施について質問をいたします。  私が市議会議員選挙に初めて立候補した平成10年の当時は、合併前の旧新見市と阿哲4町との間で子供の医療費無料制度の対象年齢に大きな開きがありました。そうした中、せめて阿哲4町並みに制度の充実をして欲しいという市民の願いが寄せられ、私はそうした市民の願いを実現させるために阿新社会保障推進協議会の皆さんと力を合わせ、市内の労働組合や各種団体、医療機関といった各方面の方々に御協力もいただき、署名の取り組みなども行い、市当局への要請をする中、平成13年4月から市長の英断により就学前までの助成制度が実施されることとなり、当時多くの市民の皆さんが大変喜んでくださいました。  こうした大きな運動の取り組みによる世論の広がりは、その後も順次制度を底上げするところにつながっていったと思います。安心して子育てをするために欠かせない制度として、子供の医療費助成制度は子育て世代の大きな支えになっているものだと思います。  平成21年4月からは、中学校卒業までを対象にして実施されておりますが、県内では既に高校卒業までを対象に実施している自治体もあります。本市においても、子育て世代へのさらなる支援策として取り組みを求めるものであります。  まず1点目、制度の実施に対する考えをお聞かせをいただきたいと思います。  2点目、対象となる人数をお示しをいただきたいと思います。  3点目、制度を実施する場合の必要経費について、積算額を示していただきたいと思います。  次に、3項目めの質問に入ります。  公共交通網の整備について質問をいたします。  自力での移動が困難になる高齢者も年々増加する状況の中、公共交通網の整備充実に鋭意努力されているところでありますが、市民の皆さんからいろいろと改善を求める声が上がっております。外出支援のより一層の充実が図られるよう、取り組みを進めていただきたいと思います。  1点目、デマンド方式による運行の問題ですが、我が家の軒先から目的地まで行くことができるよう、戸口から戸口を結ぶ方式への改善が必要だと考え、通告をいたしておりますが、せんだって答弁の中でエリア型デマンド交通として各戸の家まで迎えに行く方法に改善をしていくという、こういうことが示されたわけですが、具体的な運行方法、利用方法などをお示しいただきたいと思います。  2点目、ら・くるっとの運行区間について、以前にも改善を求めた経緯がありますが、区間の延長はできないでしょうか。  3点目、タクシー券の発行についてお尋ねをいたします。公共交通網の充実が進めば、そのことからタクシーの利用が抑制され、経営面での影響が業界の中には発生をするというふうに思います。また、どうしてもタクシーに頼らざるを得ないという場合なども利用者にはあるわけですが、周辺部の方々は移動手段に使う経費は大変多額なものになっております。タクシー券を発行して業者の営業を守ることとあわせ、市街地と周辺部との市民サービスの均衡を図っていくということから、この券の発行を考えていくべきではないかと思いますが、見解をお聞かせをいただきたいと思います。  次に、4項目め、人権問題に対しての考えを問うという質問をいたします。  1点目でございますが、同和問題解消に資する調査研究のため、市民が公の施設の使用を申し出た場合、使用することは可能なのかどうなのか。この調査研究のために使用の申し出をされた西方多目的広場については、どのような施設の位置づけになっているのか、この点も御説明をいただきたいと思います。  2点目、同和問題解消に資する調査研究についての情報公開の方法がどのように行われたのか。開示の請求人に対しての対処がどのように行われたのかお示しをいただきたいと思います。  次に、5項目めでございます。正田小学校の耐震診断について質問をいたします。  今回、初日に議決した補正予算第13号では、学校の耐震診断の予算などが組まれていたわけでありますが、正田小学校と平成25年度に統合を控えている菅生小学校の2校分については予算に計上されておりませんでした。対象に入っていないということでございますが、今後どのように対処するのか、そのお考えをお聞かせをいただきたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。 42 ◯議長(羽場純三君) ただいまの橋本亨子議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 43 ◯産業部次長大月幸子君) 1項目めの1点目から3点目についてお答えをいたします。  制度の実施期間はとの質問でございましたけれども、新見の森と匠を活かす家づくり支援事業の補助金の支援制度の拡充でございますので、期間の定めは考えておりません。  あとは、昨日難波議員のほうに答弁させていただいたとおりでございます。  以上でございます。 44 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 45 ◯11番(橋本亨子君) 質問に対しての答弁がことごとく漏れているというふうに思います。難波議員には平成25年度から実施をするというふうにはおっしゃっていたと思いますが、詳しいことについて示されませんでしたのでお尋ねをしたところなんですが、助成額や助成の対象範囲、そして申請の手続等についての説明はなかったと記憶をしておりますが、議長、その点の答弁漏れておりますので、よろしくお願いします。 46 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 47 ◯産業部次長大月幸子君) 昨日難波議員のほうに、実施の期間につきましては平成25年度からというように答弁をさせていただいておりますし、助成の金額等につきましても新見産材を1立米以上使用したリフォーム住宅に対して、その材積に応じまして30万円を上限に1立米当たり1万5,000円を助成をするというようにお答えをさせていただいておりますので、昨日難波議員にお答えをしたとおりというようにお答えをさせていただいております。  以上でございます。 48 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 49 ◯11番(橋本亨子君) 申請手続については答弁なかったと思いますので、再度その点もお願いをしたいと思います。  その点と、それからもう少しお尋ねをしておきたいと思います。  その助成額、そして助成の対象範囲というふうにあるんですが、具体的な工事の中身はどうなるのか、その辺の詳しい説明をいただきたいと思います。 50 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 51 ◯産業部次長大月幸子君) 助成の金額は1立米当たり1万5,000円でございますが、新見使用木材の70%が新見産材であるというように新見の森と匠を活かす家づくり支援事業補助金の要綱の中に書いてございますので、それを適用いたします。  申請の手続につきましても、現在の新見の森と匠を活かす家づくり支援事業補助金に準じたものといたしておりますと昨日答弁をさせていただいておりますので、そのとおりでございます。
     以上でございます。 52 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 53 ◯11番(橋本亨子君) それでは、もう一つお尋ねしますが、介護保険制度の中の住宅改修の事業がございますが、この介護保険制度との関係についてはどのようになっていくのか、その辺について制度の関係についての説明をいただきたいと思います。  それから、助成の範囲についてのことが説明があったんですけれども、この内容からして例えば畳の張りかえですとか障子の張りかえ、窓や壁に断熱工事をするなど、こういったことも工事の内容によっては含まれるケースがあると思いますが、当然それも対象にこの事業内容からすれば入るということになりますでしょうか。その介護保険制度との関係もあわせて、その点も御説明をいただきたいと思います。 54 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 55 ◯副市長(柴田 仁君) このそもそもの事業の発端が地元産材の消費拡大ということでございますから、介護保険とは直接はリンクいたしません。そして、障子の張りかえ、ふすまの張りかえをおっしゃいましたけれども、そこに地元産材で張られるんであれば当然適用になります。 56 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 57 ◯11番(橋本亨子君) 介護保険制度との関係の問題については、実際に仕事を受けられる業者の皆さん方が現場で非常に難儀をしておられるという、こういう実態もあるわけです。そういうことで、介護保険との絡みについてはそこにかかわるケアマネジャーの方とか、いろんな方との話し合いもございますので、そのところについてはきちっと現場の状況と合うようにもう少しいろいろと細やかな対応をして欲しいという声がございますので、あえてお尋ねをしたところです。その点については、また内部でもしっかりと協議をしていただいて、利用者さんや業者の方が仕事がスムーズにいき困られないような方法を、そこはしっかり取り組みをお願いしたいというふうに思いますので、その点は求めておきたいと思います。  それから、地元産材の普及というのが中心というお話でございましたが、住宅リフォームの助成制度については経済対策としての位置づけを持たせるというのが私は非常に大事なことだというふうに思っております。そういう意味からいろいろな仕事にかかわるものが広がるという、さまざまな業種の方がこの事業によって仕事をつくり出すことができるという、これが非常に大事なものだと思っております。  今回新見市がつくろうとする住宅リフォームの助成制度については、その点が非常に何か弱いというふうに感じてならないわけです。もちろん林業も盛んな我が市でございますから、地元産材を有効に活用していきながら林業の活性化につなげていくという、これは非常に大事なことだと思うんですが、市長の施政方針にも触れてある最優先課題である経済雇用対策というこの位置づけ、本当に景気が大きく落ち込んでいる中で、地元の業者にしっかり仕事をしてもらい、地域経済を活性化をさせるということは本当に急がなければならない課題でございますので、その点でこの間住宅リフォームの助成制度、これの提案をしてきたところです。中身を聞きますと非常に残念な思いがしてなりません。今後、この中身についての改善をしっかりしていただきたいというふうに思います。他市の状況で言いましても、実施をしているところがいろいろな業者の方に施工を依頼することが可能になる、この条件の範囲を広げていくという、このことでどんどん仕事ができ、地域の経済も潤っているという、こういう状況もございますので、今回は制度を一応スタートさせるということでその点の評価はいたしますが、内容を聞きますと非常に残念な点がございます。今後、中身の改善、これをしっかり進めていただきたいというふうに思いますので。また追って事業の内容の詳しい説明もいただきたいと思いますけれども、一歩前進の評価をして、この制度については今後の改善も取り組んでいただくように求めていきたいというふうに思います。  以上、意見として申し上げまして、次に進んでください。 58 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 59 ◯副市長(柴田 仁君) 介護保険もおっしゃいましたけれども、介護保険にかかわらず高齢者用に住宅をリフォームされる、バリアフリーにされるときはまたそちらのサイドの補助事業がございますので、それもあわせて活用いただければと思います。  それから、議員おっしゃいますとおり、これは地元産材の消費拡大もさることながら、地元のこういったリフォームに携わっておられる中小施工業者の方のそういった支援というのも当然含まれておりますし、こういった方々も市長室のほうへ何回か足を運んでいただき、そういった要望も受けております。そういったことで両方がうまくいく、地元産材の消費拡大にもつながる、地元の仕事も増えるということで、このリフォームを含めた制度の拡充を図ったところでございます。  以上でございます。 60 ◯議長(羽場純三君) 2項目めの質問に移りますが、よろしゅうございますか。  2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 61 ◯福祉部長(原 英二君) まず、子育て支援医療費の対象年齢に関する本市の考え方についてでございますが、本市では子育て世代の負担軽減や本市の将来を担う子供たちの医療環境の整備を行うため、県内の15市の中で2番目という早い取り組みとしまして平成21年7月から中学校3年生まで拡大をしまして医療費給付制度を実施しているものでございます。  次に、15歳から18歳の人数でございますけども、本年1月末現在で910人でございます。  なお、経費につきましては、国保のレセプトは本市に保管しておりますので、多大な作業になるとは存じますが算定できないことはございませんが、国保以外の医療費は本市ではわからないため積算はできません。  以上でございます。 62 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 63 ◯11番(橋本亨子君) 1点目に制度の実施に向けた考えをお尋ねをしたところですが、回答がございませんので、その点の御回答をいただきたいというふうに思います。 64 ◯議長(羽場純三君) 答弁漏れがありますか。  先ほどの答弁でおっしゃられております。よろしゅうございますか。  再質問ございますか。橋本亨子議員。 65 ◯11番(橋本亨子君) 何かすっきりしませんけれども、制度の実施を是非取り組みをお願いをしたいと思いますが、現在中学校3年生までをしているので今のところ考えがないというようなお気持ちのようでございますので、非常に残念でなりません。  子育て最中の若い皆さん方の間では、子育ての環境整備がどこの自治体がどれほど進んでいるのかという、この情報交換非常に速い速度で皆さん詳しい情報をつかんでおられるという、こういうことを最近若い方とお話をして改めてびっくりしたところなんですが、例えば隣の高梁市、既にもう18歳までを対象にして制度の無料化を実施をしておられます。こういったことももう既に御存じで、本当にうらやましいことだなという、こういうふうな御意見もございました。新見市でも順次制度が拡充され大変喜んでくださっているんですけれども、是非実施をして欲しいという、こういう御意見ございます。私もよそに負けずにこの新見市でも実施ができるように、市長が今後に向けてのこういった考え方を持っていただき、担当課のほうでもこれに向けた準備に進んでいくように御指導いただきたいというように思うんですが、吉備中央町でも来年度からはもう実施をするという、こういうことになっておりまして、私が調べたところでは1市3町という状況になっております。遅れをとらず、この新見市としても是非実施をしていただきたいというふうに思います。  それで、対象となる人数が910人という、こういう数字を示していただいたんですが、高梁市の場合とほぼ変わらないような人数の状況です。事業費として18歳までを対象にした場合1億1,300万円という、こういう全体事業費なんですが、今の事業実施の予算からしてわずか上乗せをすれば高校生、18歳までを対象にした制度が実施できるものというふうに思いますけれども、是非積算の額を示していただきたいと思ったんですけれども、出ませんでしょうか。再度尋ねたいと思いますし、制度の実施に向けたお考えをお聞かせをいただきたいと思います。再度御答弁ください。 66 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 67 ◯福祉部長(原 英二君) 積算につきましては、先ほど申しましたとおり国保につきましては本市の事業でありますのでレセプト等がございますので、多大な作業になるとは思いますが出ないことはないと存じますが、ほかのいわゆる共済でありますとか社保につきましてはそういったデータがありませんもんですから、なかなか積算はできないというふうに考えております。  以上でございます。 68 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。答弁漏れがありますか。  答弁を求めます。 69 ◯福祉部長(原 英二君) 御質問の趣旨は、今回の制度の対象年齢についての御質問が趣旨だと思いますが、先ほど申しましたように本市は県内の15市の中で2番目という速さで中学3年生までの制度を設けましたわけでございまして、決して遅れているものではないというふうに考えておりますし、お話の市の中でも1市のみ高校生までやっておるような制度と聞いておりますが、先ほど申しましたように新見市の制度というものは自信を持って先駆的な取り組みというふうに考えておりますので、御理解を頂戴したいと思っております。  以上でございます。 70 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 71 ◯11番(橋本亨子君) 本市で取り組んでいる今の制度、これが決して遅れているものではないと思うんですけれども、県下全体の自治体の中で中学3年までを対象に医療費無料制度を実施しているのはもう22の自治体へと広がっております。新見市だけが突出して大変対象年齢を広げて実施をしているという、そういう状況ではもうなくなっているわけです。県下でも次々に子育て支援の事業としてこの医療費無料制度の制度拡大が行われているわけでございまして、そういう中でさらに一歩前へ向けて新見市が中学校卒業から高校生までという、こういう制度の拡充をしっかりと進めていくという、この立場で頑張っていただきたいというふうに思います。若い子育て中の皆さんにとりましては、本当にこの制度があるということではいざというとき安心して医療機関にもかかることができるということでございます。高梁市の場合もいろいろとお聞きをいたしましたが、制度が拡充されたからといって決してむやみやたらな受診には至っていないということです。本当にいざというとこに備えがあれば憂いなしというか、安心できる制度として大歓迎をされている制度でございます。本市においても是非高校卒業まで、18歳まで、この辺までの対象年齢の拡大に向けて頑張っていただきたいというふうに思います。やりとりをしても平行線で、この場での回答が出ませんけれども、課題として近い将来この制度の実施を進めていただきますようお願いをしておきまして、この項を終わりたいと思います。市長から答弁ございますか。 72 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 73 ◯市長(石垣正夫君) 橋本さんは、いつも部分的に捉えて質問するのが得意でございます。市の全体、新見市の子育ての全体、あるいはよその全体を見てよく質問していただきたいという気がいたしております。高校まで医療費無料化にした、その市がこども園をしておりますか。その辺もよく考えてください。こども園というのは、親にとって最高の施設なんですわね。今岡山県でこども園は10園あります。5園が新見市がやっとんですわね。相当お金がかかるんですわね。ようやらんのですわ。そういう子育ての全体を見て質問していただきたいと。非常に残念です。まあ、市民の皆さんは今はインターネットやいろんなもん調べればよくわかるんで、わかると思いますけど、新見市が岡山県で決して子育てで負けておることはございません。それから、今年度からある市でもようやく中学まで医療費を無料化にしようかと。まだ5市町村でもやってないわけですわな。こういう状態なんですわね。へじゃけえ、全体のバランスをどうとるかというんが我々の仕事です。  それから、橋本さんが言ったからといって先ほどから皆できたように言いますけど、これは決してありませんから。ほかの議員さんも本当に熱心に相談しながらやっとるということだけは、自分が一人言ったからって私はやっておりません。それだけはよう認識していただきたいという気がします。 74 ◯議長(羽場純三君) よろしいですか。  再質問ございますか。橋本亨子議員。 75 ◯11番(橋本亨子君) 市長が答弁に立ってくださったので、いい御答弁がいただけるのかと思ったら、別にいただかなくてもいいような答弁でございましたので残念でございました。  子育て支援の問題については、それぞれさまざまその市それぞれの実情に応じて自治体ごとにやっておられるのが現状でございます。よそも見ながら、我が市も見ながら私も提案をしておりますので、市長からそのことについて四の五の言われることはございません。  認定こども園の問題が出ましたけれども、子育て支援で認定こども園がいいのかどうなのか、それについては保育所、そして幼稚園、いろんな形のものがございますので、それぞれの自治体の状況によってどういう形のものにするかというのは判断があるというふうに思います。新見市の場合でいえば、保育園が待機児が出たり、新見の保育所などは本当にたくさんの子供たちが1カ所に集中をするということでは決して十分整った環境の中にはないということもございまして残念な面もあるわけです。そういったことで、今後に向けてこの医療費無料制度、是非実施ができるように取り組んでいただきたいという、このことを再度申し上げて、次へ行ってください。もう答弁結構でございます。 76 ◯議長(羽場純三君) 暫時休憩をいたします。                             午前10時59分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時10分  開 議 77 ◯議長(羽場純三君) 休憩を終わり会議を再開します。  引き続き一般質問を行います。  橋本亨子議員の3項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 78 ◯福祉部長(原 英二君) まず、デマンド運行の実施についてでありますけども、高齢化が進む中で市民の皆さんに各戸まで送り迎えを行う公共交通を希望される声があることは承知をいたしております。そして、意見を踏まえまして平成22年度に作成しました新見市地域公共交通総合連携計画に基づきまして、地域公共交通の充実に向けまして検討を進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。  次に、ら・くるっとの運行延長についてでありますけども、これまでの議会答弁でもお答えしましたとおり市街地循環バスは市街中心部の移動手段の確保を目指したものでございまして、短時間で複数の施設を結ぶことでその効果が発揮できるものというふうに考えておるところでございます。  次に、タクシー券の発行についてでありますけども、高齢者へのタクシー券の発行につきましては、先ほどもお答えしましたとおり現在交通不便地域の改善に向けまして検討を行っているところでございまして、その中であわせて考えてまいりたいというふうに存じておるところでございます。  以上でございます。 79 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 80 ◯福祉部長(原 英二君) デマンド運行の実施についての検討でございますけども、まだまだ市内部のほうでいろんな角度から検討を進めておりまして、その検討結果がまとまりましたら御案内のとおり地域公共交通会議というのがございます、その会議でもって審議をして御意見を頂戴した上で市としての案をまとめていきたいというふうな手順で進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 81 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 82 ◯11番(橋本亨子君) 公共交通網の整備充実については、本当に担当課の方の御苦労大きいところだと思いますし、また協議会にかかわっておられる皆さんも、いろいろとそれぞれの立場からの御意見を提案をされて鋭意検討されているところだということは十分承知をしております。  そういう中で、エリア型のデマンド交通について、一応戸口、各戸の家までを迎えに行くということでは一歩前進の方向が見えたんですが、その中での協議の結果を踏まえないと、まだここでは具体的なことがお示しがいただけないということなんでしょうか。あらかたのところでも結構なんですけれども、どのような形でされるのかというのをもう少し説明がいただけたらというふうに思います。  それから、タクシー券の発行についても、御答弁をお聞きいたしますとやはり協議会の中で話し合っているということで、これについてもその中で考えていきたいということで前向きな御協議が行われているという、こういう理解をしてよろしいんでしょうか。その点、再度お願いします。 83 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 84 ◯福祉部長(原 英二君) 公共交通の手段としましてはいろんな手段がございまして、現在新見市がやっておりますようないわゆる市営バスもありますし、民間の路線バスもございますし、例えば総社市がやっておるような乗り合い型の制度もございます。そういったいろんな制度をいろんな観点からこの新見市でどんなふうに導入できるかというものを検討しておりますし、そういったようなものを実施する主体につきましても市がみずから行うのがいいのか、あるいは民間の事業者の方にお願いするのがいいのか、その民間といいましてもいろんな形態もありますし、場合によっては住民の皆さんもある程度役割を担っていただくような方法も他市ではあります。そういうなものをいろんな観点から考えた上で検討しているところでございます。  そういう中で、タクシーにつきましても一つの方法ということで、検討の枠外に置いてるわけではないという意味で検討していますというふうに申し上げたわけでございますので、その検討を前向きだ、あるいは後ろ向きだというのはなしに、いわゆる検討しておるということで、その検討の枠内には入っておるということで御理解いただきたいと思っております。  以上でございます。 85 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 86 ◯11番(橋本亨子君) たくさんの課題がある市域全体を見渡した充実した体制づくりというのは、非常に大変な作業だというふうにも思います。そういう中で、後ろ向きにとは決して私も思ってはおりませんが、前向きに整備充実にと取り組んでいただいてるところだというふうに思います。  そこで、たくさんの課題を抱えたこの問題についての取り組みを進める上で、私は専属の課を設けて、例えば公共交通課というような、この問題についてしっかりと取り組みをしていくということから、そういう課の新設という、こういうことを取り組んではどうかと思うんですが、いかがでしょうか。 87 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 88 ◯福祉部長(原 英二君) 現在は福祉部の生活環境課というところでこの交通についても担当しておりますが、現在のところその生活環境課のほうでいろいろ協議しているところでございますけども、協議の中身によりましては議員おっしゃるようなことも可能性としてはないわけではないというふうに考えておりますので、どういうふうな今後協議、あるいは作業内容になるかによりまして検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 89 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 90 ◯11番(橋本亨子君) 前向きなお答えをいただきました。全市域を見据えた上でのしっかりとした内容が、充実ができるものになるよう、そういう担当課も視野に入れてしっかりと取り組んでいただき検討をしていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  次に移ってください。 91 ◯議長(羽場純三君) 4項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 92 ◯教育部長(谷本洋一君) まず、4項目めの1点目でございますが、地方自治法では公の施設の設置者である普通地方公共団体や当該施設の指定管理者は他の利用者に著しく迷惑を及ぼす危険があることが明白な場合などの正当な理由がない限り、住民の利用を拒んではならないとされております。また、住民が公の施設を利用することについて合理的な理由なく利用の便宜を図るなどの不当な差別的取り扱いをしてはならないともされております。したがって、一般的には施設の物理的安全性を損なわないなどの通常の調査研究であれば、利用に関する規定に違反しない限り当該施設を利用いただけるものと考えております。  そうした取り扱いの中で、議員がお尋ねの新見市西方多目的広場を使用する場合につきましては、先ほどの答弁でお答えしたとおり規定に基づきまして新見市体育施設条例がございます。その中で市民の体育向上と健康増進に資するため等の規定ございますが、そういう規定に違反しない内容で所定の手続を行った上で市民の方々に施設の御利用をいただいております。  続いて、2点目でございますが、本市の行政情報の公開につきましては新見市情報公開条例に基づき誰にでも公文書開示を請求する権利が保障されておりまして、開示請求をする権利を尊重しつつ個人情報などが十分に保護されるよう最大限の配慮を行っており、個別の請求事案の内容に応じて公平かつ適切に開示決定等を行っております。  以上でございます。 93 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 94 ◯11番(橋本亨子君) 1点目の問題でございますけれども、西方多目的広場について、これについて使用ができるということです。この広場については、工場誘致の際に開発公園として同広場が位置づけられているというふうに思いますが、西方多目的広場と共用するこの開発公園は、地元の団体が管理しているので、団体に申し出て利用できるという、こういうことなんでしょうか。市長とそして地元団体との間で結んだ契約書が交付をされているものということになると思うんですが、この開発公園の管理にかかわって必要とされる新見市議会の議決が不存在であるということが判明したわけですが、これは虚偽の行為について触れるのではないかと思いますが、市長や教育長の見解を伺っておきたいと思います。御答弁ください。 95 ◯議長(羽場純三君) 暫時休憩します。                             午前11時20分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時23分  開 議 96 ◯議長(羽場純三君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。  再質問ございますか。橋本亨子議員。 97 ◯11番(橋本亨子君) 先ほど質問いたしました、それに対する考えを示していただけないということなんですが、工場誘致の際にこの同じ場所、西方多目的広場のこの場所というのは開発公園という形の位置づけになっております。この点についてはどうなんでしょうか。それだけちょっとお尋ねをまず最初にしておきたいと思いますが。 98 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 99 ◯教育長(中田省吾君) 御指摘のように、開発公園という位置づけになっているということでございます。 100 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 101 ◯11番(橋本亨子君) そのことからお尋ねをしたんですが、開発公園の管理にかかわって必要とされる市議会の議決が存在をしていないということが調査をする中で明らかになったわけですが、そのことについて市長や教育長の見解を伺ったんですが、その点の御答弁いただけないでしょうか。 102 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 103 ◯教育長(中田省吾君) 御指摘の件につきましては、承知をしておりません。 104 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 105 ◯11番(橋本亨子君) 2点目の問題に行きたいと思います。  2点目の問題については、情報公開条例に従い公平公正に実施をしているということで御答弁がございましたが、市民が作成し提出した同和問題解消に資する調査研究と、同(2)またはその他同和関連資料について、これは担当課御承知のことだと思いますが、これについて岡山県知事、そして県教育委員会は全文を非開示とするという、こういう回答を出しているわけですが、新見市長はこれについて開示請求を拒否をしております。そして、新見市教育委員会は全文を開示をしたわけです。新見市長と相反する教育長のこの行為について、話し合いは別といたしまして訴訟となった場合、当事者となる新見市長はどのように対処をする考えなのか、伺っておきたいと思います。
     それから、県知事、それから県教委の非開示というこれと、新見市長の開示請求拒否に対して全文開示をしたという、このことについて法的根拠、または判例について教育長の見解を伺いたいというふうに思います。御答弁ください。 106 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 107 ◯教育長(中田省吾君) 御質問の御指摘のことについては、全く承知をしておりません。 108 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 109 ◯11番(橋本亨子君) 市長と相反する教育長の行為についての問題、これについて市長がどのように対処をする考えかという質問をいたしました。これについての答弁がございませんので、再度お願いします。 110 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 111 ◯市長(石垣正夫君) 今すぐそれがどうこうということは考えておりません。教育委員会と市長部局が違うということでございますが、問題があればまたその問題を提起されますと研究してお答えしたいと。今のところ答えができません。  以上です。 112 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 113 ◯11番(橋本亨子君) なかなか答弁が出にくい問題かもしれませんが、新見市の情報公開条例について、これに照らして情報の公開については公平公正に実施をしているというのが冒頭の答弁でございました。情報公開条例の第9条2項、これにおいて、個人が識別され得るものについては不開示情報に当たるというものだと思うわけですが、情報公開条例に照らして扱われたということから考えても、この開示のやり方はどうも腑に落ちない点があるというふうに私は思わざるを得ないわけでございますが、その点しっかりと情報公開条例についても職員の研修や皆さん方職員の認識をしっかり持っていただくように、今後しっかり努力をお願いをしておきたいというふうに思います。この点御指摘をいたしまして、次の項目に移ってください。 114 ◯議長(羽場純三君) 5項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 115 ◯教育部長(谷本洋一君) 5項目めの1点目でございますが、本市の小・中学校の教育施設の耐震化につきましては、平成27年度の完了を目標に取り組んでおります。教育委員会では、現在正田小学校とこの春新設いたします新見南小学校との統合を推進しておりまして、正田小学校の耐震診断は計画をしておりません。  以上でございます。 116 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 117 ◯11番(橋本亨子君) 正田小学校の耐震診断は計画をしていない。非常に残念な答弁をいただき、これ本当に大問題だというふうに思うんです。学校施設の耐震診断は、児童・生徒の災害からの備えとしてきちっとされなければならない、そういうものだというふうに思うんですが、正田小学校については地元地域から存続の要望が上がっておりまして、この施設の安全性の確保というのは絶対必要なものだというふうに私は思っております。全体の市のほうのこの計画で考えても、平成25年度で全ての学校を実施をするという、こういう方針を持っておられるわけですが、もう来年は25年度ということになります。きちっと正田小学校についても耐震診断をしていただきたい、そう思いますが再度お答えをいただきたいと思います。 118 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 119 ◯教育長(中田省吾君) 御指摘のように、地元からは存続の要望を頂戴をしております。ただ、これまで2年間地元の対策委員の皆様とか保護者の皆様と説明会等をさせていただきました。その中で、最近では統合した後の正田小学校の跡地利用について市のほうから提案をせえと、そういう御意見を大勢の方から頂戴をしております。私どもの申し上げておることを地元の皆様、保護者の皆様も含めて理解をしていただいてるなというふうに大変心強く思っているところでございます。これから先も誠心誠意皆様方の理解を頂戴できるように取り組みを進めてまいりたいというふうに、こう思っているところでございます。  以上です。 120 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 121 ◯11番(橋本亨子君) 今の教育長の御答弁を聞いておりますと、何か地元が今後の施設利用についての提案を市が示せば、場合によっては統合問題も考えていってもいいという、こういうふうな意見が上がってるというふうに聞こえるんですが、私はそれは寝耳に水といいますか、逆にびっくりしたんですけれども、そんなことに地域がなっているとすれば、これは地域全体のまた問題にもなってくると思います。地域が総意として出しているのは存続の要望でございます。それが前提になった判断をしていただかないといけないというふうに思います。25年度で全ての学校完了でございますので、これは正田小学校についてもきちっと耐震診断を実施するということで予算づけを、今後補正予算でも結構でございます、していただきたいと思います。その点いかがでしょう。 122 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 123 ◯教育長(中田省吾君) 地元の総意として、先ほど申し上げましたような意見を頂戴しているというわけではございません。私どもが説明をさせていただいて、それに賛同してくださる方が多くなってきているなということを感じているということでございます。  引き続き、新しい小学校が25年度開校するわけでありますので、是非とも正田地区の保護者の皆様初め大勢の皆様にも新しい学校づくりに積極的に参加をしていただきたいというふうに願っておりますし、そういう方向で進んでいただけるものだというふうに思っております。先ほども言いましたように、その取り組みについては誠心誠意理解をいただけるように今後も取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上です。 124 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 125 ◯11番(橋本亨子君) 耐震診断の問題については存続要望が総意として出されている、これを前提にしてきちっと予算づけをしていただきたい。このことを、繰り返しになりますが私のほうからは強く求めておきたいというふうに思います。児童・生徒たちの安全確保、児童の教育環境の整備ということについてはきちっと対応をしていかなければならない大事な問題でございますので、しっかりと取り組みをしていただけますように強く求めておきたいと思います。また地域の皆さんともいろいろ御意見をいただきながら、そういった方向で実施ができるよう、また機会を捉えて求めていきたいというふうに思います。予算をつけないというようなことは決してないように、是非努力をお願いをしておきたいと思います。  以上で時間も参りましたので、これで質問を終わっていきたいと思います。今回なかなか提案をしたものについての回答も不十分な点などもあり、残念な思いをしているところもございます。今後に向けてまたしっかりと皆さんが努力をしていただけるようにと求めていきたいというふうに思います。  以上で終わります。 126 ◯議長(羽場純三君) これをもちまして橋本亨子議員の一般質問を終わります。  次に、18番杉修次議員の登壇を願います。18番杉修次議員。               〔18番 杉 修次君 登壇〕 127 ◯18番(杉 修次君) 18番、会派未来の杉でございます。通告順に従いまして一般質問を行います。  まず最初に、林業政策についてお伺いをいたします。  林業政策の中の1番、林業再生プランにおける集約施業についてお伺いをいたします。  現在の認定の現状と今後の方針について伺いますが、この林業再生プランは、林業が長年停滞している中で国が活性策として再生プランをつくりました。これは、この25年4月から実施をされる、もう少ししたら実施をされるというものでございまして、この計画の目的、狙いは森林の整備、特に間伐の遅れている森林の整備を今までのように小さい面積で単発的にやるのではなく、山林を広い範囲でまとめて集約化してやる、つまり団地化をするわけです。団地化をして施業をする。その団地には、林道作業道を入れてコストダウンを図って合理的に施業をしていくということで、従来の施業のやり方とすれば大変大きな転換でございます。この計画は、実施に当たっては森林組合が中心となって山林所有者の申し込み、希望者をまとめて説明会を開いております。このまとめた計画、集約化された計画を認定するのは自治体、ここでは新見市でございます。ですので、今の認定の現状とこれからの方針について伺いたい、このように思います。  続きまして、2番目に間伐の推進について伺います。  特にこれはヒノキの間伐材の運賃助成についてでございますが、この本会議場でも一般質問で出ました。それから、担当委員会でもこれの運賃助成は出ましたが、ただ杉の間伐材につきましては市の単独予算で立米当たり500円の運賃助成が出ております。ヒノキも是非ともということでしたが、なぜヒノキにも運賃助成をして欲しいかといいますと、大変去年の当初からヒノキが暴落をいたしました。大体杉の2倍から3倍近いのがヒノキの値段でございましたが、今は1.5倍、去年の市況の平均でいいますと杉が8,300円、それからヒノキが1万2,500円、これは立米当たりの単価でございますが、ということは1.5倍まで下がってしまったと。林家の人たちは、これは一時的なものだと、いずれは回復するだろうという見込みと期待を持っていましたが、依然回復はしません。市場の見通しも、これから特にヒノキが必要とされるという時代は来ないので、この価格差は縮むことはあっても開くことはないだろうという見通しが立っております。今までの執行部の答弁では、一時的なことでいずれは回復するだろうと、ですからすぐにヒノキの運賃助成に踏み切るのは難しいというのが答弁でございましたが、先ほど申しましたように定着をいたしまして、これから先の見通しも暗い。  しかも、この価格が1.5倍なんですが、ヒノキと杉の成長の比率、材積の比率からいいますと大体45年生の齢級の山が日本全国一番多い、そういう45年生前後の材木が今市場へ出ていると、間伐されているということなんです。その材価は先ほど申しましたとおりですが、材積、大体杉がヒノキの1.5倍の材積があります。45年生の同じ条件で育てた木を比べますと1.5倍、ですからヒノキが100本でトラック1台になると、運ぶのに。そうすると杉は150本トラックに積まないとトラックに満載にならないということで、単純な計算ですが経費的にも杉が1.5倍の経費がかかるということなんです。ですから、材価と、たまたま経費がバランスが同じようになったわけですが、やはりヒノキにもこれだけの施業の経費がかかる。単純に計算しますと1.5倍かかるということなんです。ですから、是非ともこの際ヒノキに対しても運賃助成をしていただきたい。これを要望をお願いをする次第でございまして、この点についてお尋ねをいたします。  それから、第3点、木質バイオマスについてお伺いをします。  木質バイオマスについては、間伐や皆伐、つまり全伐をした山にお金にならない材木がたくさん放置されます。それは、いずれは腐ってしまいます、こういうのをいわゆる低資材というわけですが、この40年、50年育った材木が山に放置されて腐ってしまう、林家にとっては非常に残念で悔しいことでございます。  そこで、新見市は木質バイオマス、つまりそのおが粉で牛の布団にして、それをまた堆肥にするという循環型の木質バイオマスを議会が提案したところ、頭当たり2,000円の助成をしてやろうということで、今年度も当初予算より以上に補正を組まれたりして、申し込みは出てるというふうに思います。  そこで、おが粉の今の助成ももちろんですが、今三井造船が神郷のほうに小さなプラントをつくって、主に石灰工場で使うことになると思います。これも使用の範囲もずっとこれから広げていけばいいわけですが、バイオマス燃料の実証実験をしてまして25年度中に結果が出ると、それが使えるようになりますと、これは非常に莫大な低資材を使うことになります。大体1日に60トン、年間2万トンといいますと非常にこれは莫大な数量であります。また、この低資材を使うことによって我が新見市の86%が山林である、その立木がまた活用されて、この経済効果も生まれますし、雇用も広がりますし、また災害などの防止という、間伐もできて、そういう広域的な効果も出るというふうに考えます。この点について、この三井造船の実証実験の結果によりますが、真庭のほうは発電所であるということで林地残材、低資材が足らないということで新見市のほうにも今問いかけが来てます。非常に広い範囲で集めないと発電所は動かないというふうな状況で、真庭からも問い合わせがきてますが、是非とも新見市も市内の材木は市内で、地産地消でやって効率的な経済的効果が生まれるように是非ともよろしくお願いをいたします。  それから、続きまして2番目、井倉大橋の架設についてお伺いしますが、これは正式には井倉橋でございます、失礼いたしました。アーチ型が非常にきれいで、我々は大橋、大橋と言ってましたんで、正式には井倉橋ということで、その架設についてお伺いをいたします。  進捗状況と今後の見通し、既にこの議会でも質問いたしましていろいろとお尋ねをしましたが、地元井倉の者はどのようになるんだろうかと、いつごろ着工になるんだろう、いつごろ完成になるんだろうと、どういう姿になるんだろうかということを常々申しております。是非とも地元井倉の人、それから周辺の産業の振興に大いに貢献するわけですが、その関係者の方も知りたがってますので、是非ともそこら辺の御説明をお願いします。  最後に、3番目、林道法曽吹屋線、工事の現況と今後の計画、そして開通後の活用についてでございますが、これは大きな期成会ができまして、市長が会長、高梁市の市長が副会長、両方の県会議員さんが顧問、両方の議長さんが監査、また地元議員、それから備中県民局、それから両方の市の職員、大変大きな期成会ができておりまして、年々着々と進んでおります。  新見市の現況もですが、高梁市からも今工事が進みまして数年後にドッキングするという計画でございます。そこら辺の具体的な今の現状と見通し、そして開通しましたらもちろん林産物の運搬は、林道でございます、たくさんの山があるわけですが、それよりほかに観光の面でも生かしていこうという話が期成会でも出てます。そこら辺についてお伺いをいたします。  第1回目は以上です。よろしくお願いします。 128 ◯議長(羽場純三君) ここでしばらく休憩いたします。                             午前11時48分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 129 ◯議長(羽場純三君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  引き続き一般質問を行います。  杉修次議員の1項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 130 ◯産業部次長大月幸子君) 1項目めの1点目でございますが、森林経営計画の認定の現状と今後の方針はということでございます。  平成21年12月に国内における10年後の木材自給率50%以上を目標にいたしました森林林業再生プランが国において作成をされました。それに伴い平成23年4月に森林法が一部改正され、森林経営計画に基づき森林所有者等が間伐などの森林施業を集約化して行うことになっております。本市における森林経営計画の取り組みについては、新見市森林組合が中心となり、森林所有者の方々の森林を取りまとめて作成をしております。計画の認定状況につきましては、現在1団地を認定しておりますが、今年度末までには9団地、来年度以降はさらに80団地程度の認定を予定をしております。今後につきましても、引き続き新見市森林組合や林業事業体の方々と協議をしていきながら森林施業集約化の推進に取り組んでまいりたいと考えております。  2点目でございますが、ヒノキの間伐材の運賃助成について検討はできないかという御質問でございました。  間伐材に対する運賃経費の助成につきましては、ヒノキに比べて特に価格の安い杉に対し平成22年度より実施しております。本市の森林におけるヒノキと杉の面積は、ヒノキが杉に対して約2.8倍であり、原木市場への出荷材積もヒノキが杉に対して約1.4倍となっております。ヒノキと杉の価格差につきましては、以前に比べ縮まってきております。このことを踏まえてヒノキ間伐材への助成につきましては、木材価格が低迷する中、森林施業の推進のため、どのような形での支援が適当であるか今後検討してまいりたいと考えております。  3点目でございますが、おが粉の生産と三井造船の実証実験後の支援はという御質問でございました。  本市における木質バイオマスの利活用につきましては、林地残材を原料としたおが粉を市内の業者が製造しており、農業、畜産業及び林業の連携のとれた地域循環型社会の構築を目指すため、その原料の運搬経費に対して助成を行う新見市地域循環バイオマス利活用支援事業を実施しており、今後もこの事業を積極的に利用していただくよう働きかけてまいりたいと考えております。  また、市内において木質バイオマスの燃料化への実証実験に取り組んでいる事業者がございます。森林資源が豊富な本市としては、この取り組みがどのように活用できるのか、この検証結果を注視してまいりたいと考えております。  以上でございます。 131 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。杉修次議員。 132 ◯18番(杉 修次君) まず、林業再生プランについてお尋ねをいたします。  今、新見市の認定の状況が説明ございました。山所としていつも比較されるのは隣の真庭市でございます。真庭市もかなり先行しているというふうにお聞きをしてるんですが、そこら辺の真庭市の状況と比較したいので、それがわかれば教えて欲しいです。まず、それをよろしくお願いします。 133 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 134 ◯産業部次長大月幸子君) 真庭市の状況でございますが、24年度で94団地となっております。  以上でございます。 135 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。杉修次議員。 136 ◯18番(杉 修次君) 新見市の状況はこれから増やしていって、既に真庭市は94団体、それに追いつくためにこれからやっていくということなんですが、そういうことは団地化を申し込まれた、集約施業をしてくれということで申し込まれた林家の人、山林、これは全ては経営計画の中にのってないというふうに思うんですが、そこら辺はどうでしょうか。 137 ◯議長(羽場純三君) 暫時休憩いたします。                             午後1時6分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時7分  開 議 138 ◯議長(羽場純三君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。  再質問ございますか。杉修次議員。 139 ◯18番(杉 修次君) 今、集約された数が説明がございました。自分は集約化のグループに入れてくれということで申し込んどっても、そのグループに入れない、条件上いろんな条件があって入れない山があるわけです。そういう人は間伐をしても補助金がこれから出ないということになる。やっぱりそれの救済措置というのが要ると思うんです。これは新見市の仕事なんですよ、救済するのは。市の、自治体の仕事なんです。これは決まっとる、国が決めてある。そういう救済措置をこれから国がやりなさいということになってるんで、そういう外れた山、林家の人に救済措置をこれからとっていって欲しいと思うんです。そこら辺をどのように考えられとんか、質問します。 140 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 141 ◯産業部次長大月幸子君) 森林経営計画の策定を希望されまして、森林組合のほうに依頼された方で、林班の2分の1に満たないなどの要件で計画の樹立ができない方に対しましては、市が周辺の方々に計画参画をあっせんすることとなっておりますので、一定の要件を確認した上で森林所有者の方々の意向に沿うよう努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 142 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。杉修次議員。 143 ◯18番(杉 修次君) わかりました。大変時間のかかる仕事なんですけど、とにかくそういう、自分は希望するのに間伐とかそういう補助金の恩恵を受けられないということになると、やっぱり不公平になると思います。そこら辺をちゃんときめ細かくやるのが市の仕事であるというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  それから、2番目のヒノキの間伐の助成、これについては先ほど前向きな検討がされるということで、形はいずれにしても支援の方向を考えてやるということでございます。先ほど申しましたように、決してヒノキの価格が高くなることはないということははっきりしておりますので、そこら辺を見通した助成をよろしくお願いをいたします。  それから、3番目のバイオマス、このバイオマスについては真庭市が非常にはっきり言いまして先行をしております。これだけの広大な山をどのようにいかしていくかというのも自治体の大きな仕事であるというふうに思うわけです。ですから、ここら辺の大きな方針を市長のお考えをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。 144 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 145 ◯市長(石垣正夫君) 木質バイオマスの燃料化でございますが、これは本当に企業が実証実験してかなり実用化になるというようにもお聞きしておりますし、我々も雇用が増えたり、また新見市の間伐材、またいろんな面で木の残材が利用できると、非常に歓迎しております。その中、この事業はただ燃料をつくって売るというんでなく、地場で使う。つくったものをそこの地場で使う。たまたま新見市には石灰産業がありまして、ここで非常に重要なんですわね。これが使えるということなんです。これは、よそに販売したらなかなか採算とれないというようなことも言われておりまして、そういうことは地産地消じゃございませんけど、やっぱり自分とこでつくって廃材利用して油をつくって地場の産業に使っていただくと。実証実験もやっておりまして、本当に期待しておるような状況でございますので、新見市もできる限り支援して事業化にしていただきたいと。また、新見が困っておる問題解決になると思いますので、我々も非常に注目してみておるというような状況でございます。  以上です。 146 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。  2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 147 ◯建設部長(戎  斉君) 2項目め、井倉橋架設の進捗状況と今後の見通しにつきましては、現在架橋場所の地形条件及び支障物件等の現地調査結果をもとに概略設計を終え、国庫補助事業の採択に向けて関係機関との協議を進めております。今後は、新年度に詳細測量設計業務を委託し、平成26年度に工事着手、平成27年度末の完成を目指してまいります。  以上でございます。 148 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。杉修次議員。 149 ◯18番(杉 修次君) 質問というよりも要望でございます。新しい橋をかけるということで、近接の住民いろいろと心配をしてる。どうなるんだろうかという心配もしておりますので、この事業を進めるに当たって近隣の関係者、近隣の土地の人にはきめ細かく、やはり早く早くこの説明をして、あと後手後手に回らないように説明をして納得していただいてこの工事を進めていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 150 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 151 ◯市長(石垣正夫君) この橋の問題は、本当に石灰業者等々、非常にアールがこまいということで車が回らないということで要望を受けました。平成21年から岩盤調査、いろいろしましたけど、当初のルート、現在の橋梁を使っていくということがなかなか施工方法が難しいということで、新たにまた考えて新しい橋をかけるということで、本当に地元の皆さんが期待しておりましたが時間もかかっております。しかし、先ほど部長が答弁したとおり、我々も全力挙げて国のほうへ申請していこうという気持ちを持っておりますので、地元の皆さん、また議員も御理解いただきまして、地域に御支援いただきたいと思います。  以上でございます。 152 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。  3項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 153 ◯産業部次長大月幸子君) 3項目めの1点目でございますが、現在の進捗率と今後の計画はということでございました。林道法曽吹屋線は、高梁市と共同で法曽地区と高梁市吹屋地区を結ぶ基幹道路として平成8年より整備を進めております。林道法曽吹屋線の全体計画延長7,063メートルのうち本市での計画は4,463メートルで、平成24年度末現在3,020メートルが完成しております。現在進捗率は68%であり、平成26年度末完成を目指しております。  2点目の御質問で、林道以外の活用はということでございますが、林道は森林整備の合理化、機械化を容易にし、健全な森林資源の形成に大きく貢献をしております。本林道は、こうした林業振興もさることながら、加えて両市の主要観光道路として考えており、広い範囲の観光資源を生かすことができる観光メインルートとして大きく期待をしております。
     以上でございます。 154 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。杉修次議員。 155 ◯18番(杉 修次君) 今の62%の進捗率ということなんですが、これは先ほど最初の質問で発言で言いましたように期成会、これは高梁と新見市をわたっての期成会でございます。高梁市のほう、これ今の62%というのは新見市と高梁市と合わせた進捗率でしょうか。それとも新見市だけでしょうか。もしこれが新見市だけだったら、高梁市の進捗率はどうなってるんでしょうか。 156 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 157 ◯産業部次長大月幸子君) 現在の進捗率は68%でございまして、これは新見市が整備をする林道の進捗率でございます。 158 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 159 ◯産業部次長大月幸子君) 高梁市は52%でございます。全体では62%の進捗率となっております。  以上でございます。 160 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。杉修次議員。 161 ◯18番(杉 修次君) いずれドッキングしないとこの道は開通はならないわけで、先ほど言うた完成年度にドッキングをしていくということで、高梁市は52%ですけれど距離が2.5キロ少々で、延長も少ないと。それから、向こうは割と平たんな地なんで、工事もどんどんやるとすれば進めると思うんです。そこら辺のドッキングを必ず同じ年にするんじゃと。片一方が早くできて、片一方がそれに追いつくようにするというんでなしに、同時にドッキングできるというめどを以前聞いたことがあるんですが、その目途については変わりないですか。 162 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 163 ◯市長(石垣正夫君) 常に進捗状況等を把握して、高梁市といつまでにやるかということを決めて進めておりますので、高梁市がもし一年でも早くやろうということになりますと、市もそれにあわせてやりますが、なかなか本当に長くかかって進まなかったというのは間違いございません。もうちょっと待っていただければ、高梁市もかなりスピードアップしていただいとるんで期待をしているところでございます。 164 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。杉修次議員。 165 ◯18番(杉 修次君) わかりました。  それじゃ、開通後の活用で観光ルートとして活用したいということなんですが、ずっと以前に一般質問を本会議場で市長が乗り合いバスみたいなことをちょっと発言をされたことがあるんですが、観光ルートとしていかす上で具体的なこういう方策があるというのが今現在持っておられたら御説明をお願いしたい、このように思います。 166 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 167 ◯市長(石垣正夫君) この道路は、林道としても大いに価値があるわけでございますが、もともと長野知事さんが吹屋と法曽をつなぎなさいと、法曽行きのことをかなり言われまして、そのときは我々余りぴんとこなかったんですが、やっぱり井倉洞とつなげばどっちも生きるからということで県の助成をかなり受けて今までしておるような状況でございまして、今まだはっきりしておりませんけれど、高梁市長と私と相談しながら、将来は高梁市の観光地と新見を結んで、観光地を結んで無料バスぐらい出したらいいんじゃないかと、そのくらいせにゃあ人も来んじゃろうと。お金を出して乗るということは非常に難しかろうというような話も座談的にしておりますし、その中には高梁の議員さんも入っておられますし。私は吹屋と法曽、本当に10分少々で来ると思うんですわね。すばらしい観光ルートになるんではないかと非常に期待をしておりますので、早く開通させていろんなところを、観光ルートをつなぎたいという気持ちは持っておりますので、高梁市とよく相談してそういう地域へ一人でも多くの方が観光地に来ていただく努力をしなければならないという気がしております。  以上です。 168 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。杉修次議員。 169 ◯18番(杉 修次君) どうもありがとうございます。吹屋のふるさと村への国道からの、つまり井倉洞になりますが、国道からの完成したら最短コースになるということでございます。その途中には大山を展望できる非常に景色のいいとこもございますし、観光ルートとしても生きてくるんじゃないかというふうに思います。  何点か質問をいたしましたが、明快に答弁いただきました。これで質問を終わります。ありがとうございました。 170 ◯議長(羽場純三君) これをもちまして杉修次議員の一般質問を終わります。  次に、14番面田照雄議員の登壇を願います。14番面田照雄議員。               〔14番 面田照雄君 登壇〕 171 ◯14番(面田照雄君) 14番、新政会の面田です。平成25年3月定例議会一般質問、最終日最後の質問者となりました。議長のお許しをいただき、一般質問をさせていただきます。  皆様大変お疲れのことと思います。いわゆる4年間の最後の質問者になりました。市長の思いが市民に伝わりますよう、明快な答弁を願うものであります。  それでは、通告順序に従いまして順次質問をいたします。  1項目めに、道路改良整備についてお尋ねします。  1点目に、県道16路線の整備状況と今後の計画についてであります。  平成18年、新見市内に起点、終点を持つ県道16路線を岡山県から権限移譲され7年が経過し、その間順次改良がなされていますが、現時点での16路線の整備状況と今後の計画をお尋ねします。  2点目に、主要地方道新見日南線の早期改良整備についてであります。  主要地方道新見日南線の道路整備についてでありますが、この路線は山陽、山陰を結ぶ岡山県の交通の要衝として不可欠であります。長年国道昇格を旧1市4町で行っておりましたが、国道180号線、国道182号線の改良により現在見送られている状況であります。したがいまして、神郷レストランを起点として鳥取県境に至る改良整備が急務となっております。冬季間は積雪も多く、凍結により交通事故も多発しております。また、本市の基幹産業である石灰製品輸送などの通行が頻繁であり、国道180号線を補完する緊急輸送路として役割も担っている重要路線であります。しかしながら、依然として改良が遅れており、地元住民の生活道路としては大変危険な状況にあります。  1番目に、畑原から足立間の改良計画についてであります。  畑原から足立間は幅員が狭く、特に5カ所のJR伯備線ガード下の交差部についてはカーブで見通しが悪く、その上橋脚等で幅員が狭く、交通の難所となっております。待避所や車道のセパレート化を図っていくことが必要であります。今後の計画についてお尋ねします。  2番目に、足立トンネルの整備についてお尋ねいたします。  岡山県におきまして、平成12年に足立トンネルは平成15年度以降に先送りをする意向でありましたが、現在に至るも実現を見ることができず、同時に西川河川右岸の道路改良につきましても中途半端で終わっており、改良とあわせてトンネルを完成すればJR伯備線のガード2カ所が解消することができ、冬季間の周辺の凍結箇所の安全対策にもつながります。早急な整備が必要不可欠であり、早急な実現を強く求めるものであります。  3点目に、市道西方下神代線についてであります。  この路線につきましては、九の坂トンネルを帰る国道182号線の代替え道として重要な路線であります。  そこで、1番目に、西方辻田地内のJR伯備線ガード部分の改良及び布原、下神代間に至る整備の計画についてお尋ねをいたします。西方辻田地内のJR伯備線ガード部分の具体的な改良の内容をお示しください。また、布原、下神代に至る整備の計画についてお尋ねします。  2項目めに、防災対策についてお尋ねします。  東日本大震災が発生し、はや2年が経過しようとしています。巨大地震と大津波、それに伴う原子力発電事故により大災害となりました。また、近年大型台風や集中豪雨により河川の氾濫や土砂災害が発生しております。本市におきましても、一昨年9月の台風12号による被害も記憶に新しいところであり、市民の防災意識は高まっております。災害の防止と被害の軽減のためには、市民と行政が常に防災情報を共有することが大切であります。行政側の知らせる努力と市民の知る努力によって災害を最小限度に食いとめなければなりません。早急な対応が不可欠です。  そこで、1点目に、公共施設の耐震化の整備状況と今後の計画についてお尋ねします。  2点目に、避難場所についてであります。  新見市防災計画第5条、避難、救護にかかわる施設、設備の中で避難場所施設としての場所、電話番号、所在地、収容人員が記載されており、新見64カ所、大佐11カ所、神郷10カ所、哲多20カ所、哲西19カ所、市全体で124カ所でありますが、水害危険箇所等水害の見直しが必要な避難場所はないかお尋ねいたします。  1番目に、老朽化した施設等避難場所の見直しについてお尋ねいたします。  避難場所として124カ所制定されておられますが、老朽化した施設、避難場所の見直しはされているかお尋ねいたします。  2番目に、避難場所への順路の表示等について、日ごろから各家庭に避難場所、順路、危険箇所を周知すべきと考えますが、誰でもわかる案内表示は不可欠であると考えますが、設置についてのお考えをお尋ねします。  3番目に、必要物資の備蓄の状況はどうかお尋ねいたします。  災害時における必要物資は、不可欠であります。現在どのような物資を備蓄されているかお尋ねいたします。  3項目めに、遊休農地の再生利用についてお尋ねします。  過剰米による減反政策により、昭和45年から40年余りが経過し、地目変更による減少、高齢化による耕作放棄、耕作放棄地の中にも再生可能な農地、再生不可能な農地もありますが、概略についてお聞きすると、農地は大別すると再生不可能な荒廃農地、再生可能農地、現在作付を行っている農地、また分け方によると農業振興区域の農地と一般農地にも分けられます。  そこで、1点目に、荒廃遊休農地を再生しエネルギーの開発についてであります。  農地転用について、農地の定義は現況で判断することとなっておりますが、再生不可能な荒廃農地で太陽光発電はできないかお尋ねいたします。  これで第1回の質問を終わります。答弁を求めます。 172 ◯議長(羽場純三君) ただいまの面田照雄議員の一般質問に対する1項目めの答弁を求めます。 173 ◯建設部長(戎  斉君) 1項目め、まず1点目でございます。  県道16路線の整備状況は、平成23年度末で改良率50.3%、舗装率94.5%であります。今後の整備につきましては、有利な財源を活用しながら生活に密着した路線を優先的に整備してまいりたいと考えております。また、災害時の迂回路としての役割も担えるよう、今後も総合振興計画を初め各種計画に沿った整備を進めてまいりたいと考えております。  続きまして、2点目でございます。  主要地方道新見日南線の畑原から足立間の改良計画につきましては、先日お答えしたとおり今年度中に着手できるとのことであります。なお、足立トンネルにつきましては、用地買収が難航し中断をしております。  続きまして、3点目でございます。  市道西方下神代線西方辻田地内のJR伯備線ガード部分の改良につきましては、先日お答えしたとおり見通しをよくするための線形改良と大型車の通行を容易にする幅員の拡幅であり、平成25年度からのJR委託工事として鋭意準備を進めております。また、布原、下神代方面に向けては安全な通行を確保するよう維持管理に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 174 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。面田照雄議員。 175 ◯14番(面田照雄君) 16路線についてでありますが、各16路線の整備状況について詳細にお知らせください。 176 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 177 ◯建設部長(戎  斉君) それでは、16路線の改良率と舗装率について順次申し上げます。  高瀬油野線、改良率50.9%、舗装率98.9%。哲多哲西線、改良率54.4%、舗装率71.4%。井倉停車場線、改良率26.8%、舗装率100%。新見停車場線、改良率100%、舗装率100%。坂根停車場線、改良率100%、舗装率100%。岩熊一ノ原線、改良率7.6%、舗装率96.1%。千屋実大佐線、改良率47%、舗装率100%。千屋大佐線、改良率42.6%、舗装率80.3%。菅生上熊谷線、改良率69.8%、舗装率99.2%。上市井村西方線、改良率53.2%、舗装率100%。大野部哲多線、改良率34.9%、舗装率100%。下神代哲多線、改良率100%、舗装率100%。豊永赤馬長屋線、改良率14.9%、舗装率100%。大井野千屋花見線、改良率48.6%、舗装率100%。土橋井倉線、改良率61.6%、舗装率100%。本郷石蟹線、改良率52.5%、舗装率100%。  以上でございます。 178 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。面田照雄議員。 179 ◯14番(面田照雄君) 部長のほうから事細かに各路線について説明をいただきました。この中で私の住まいする岩熊一ノ原線、改良率7.6%ということでございますが、この路線について改良の計画はどうなっているのかお尋ねをいたします。 180 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 181 ◯建設部長(戎  斉君) 岩熊一ノ原線につきましては、改良率が非常に低いということでございます。この路線はショートカットの利便性の高い県道でございまして、しかしながら若干交通量が少ないということで改良が遅れているところでございます。なお、今年度の緊急経済対策におきまして、まずここは落石の多いところですので、落石防止の法面保護工事を優先したいと思いまして、その予算づけをしているところでございます。  以上でございます。 182 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。面田照雄議員。 183 ◯14番(面田照雄君) 本当にこのたびの緊急経済対策によりまして、日ごろなかなか補助金等々、交付金で難しい路線を市長の英断で改良していくということで、岩熊一ノ原線もそれに含まれて大変感謝をするものでございますが、3路線改良が既に済んでいるというところもございますので、さらに改良が早期に進みますように。避難所でありますとか、そういうところを順次整備をしていただきたいと思います。  それから、足立トンネルが非常に土地の交渉が難しいということでございましたが、難しいところは既に買収は済んでいると思うんですが、市長のほうからこの点について見解をいただきたいと思います。 184 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 185 ◯市長(石垣正夫君) 足立トンネルでございますが、これはこの前議員より質問がありまして若干申しましたけれど、あそこにまだ3つガードの拡幅ができておりません。そこが一番ネックになるので、当面そこをして欲しいということで、県も測量を次々出して着工するようになっておりますが、協議もこれ大体済んでおります。25年度から本格的にできるように言われておりますので、今年度中、24年度は着工するという運びになっております。また、そこだけでなくほかのガードをくぐらない部分も順次やろうということを言っていただいてますので我々も大いに期待しておりますし、県のほうにも続けて施工していただくようお願いしたいと思っております。  以上です。 186 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。面田照雄議員。 187 ◯14番(面田照雄君) 市のほうから働きかけを継続的にやっていただいておると、そういうことで感謝を申し上げるものでございます。  続きまして、3点目の市道西方下神代線についてでありますが、この路線につきましては法面が一部崩落したりするような箇所が数カ所見られます。やはり野々原地内までで3カ所ぐらいちょっと見られましたが、そういうことについて地元のほうから早く何とかして欲しいと、雨が降ったら何かそこを通るのが不安だというような声を聞きますんで、そういった意味から早期に法面保護の工事を発注していただきたいところでございます。  本当に日南線を初め石灰岩の岩のかたい、本当に費用をかけてもなかなか拡幅ができないところが多くございますが、今後とも鋭意努力をして早期改良につながりますよう願いまして、2項目めに移ってください。 188 ◯議長(羽場純三君) 暫時休憩します。                             午後1時45分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時46分  開 議 189 ◯議長(羽場純三君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。  答弁を求めます。 190 ◯市長(石垣正夫君) トンネルは、以前早くやろうということで県が工事を出して発注しました。発注してもいろんな地権者等との問題がありまして取りやめたというような状況でございまして、橋がかからなければトンネルは掘れません。だから、そういう経過でいまだできてないと。それで、県のほうは今非常に時期が悪く、事業評価をしたらちょっと今のところ見通しがないというようなのも聞いておりますんで、新見市はそれより正田トンネルとかいろんな方面を出したほうが採択がいいんじゃないかということで今現在まで進めて、まあ正田トンネルはああいうようになりましたが、次もいろいろあるんで、このトンネルも放っておくんでなくまた県のほうへお願いしてまいりたいという気がしております。 191 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。  暫時休憩します。                             午後1時47分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時48分  開 議 192 ◯議長(羽場純三君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。  2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 193 ◯総務部長(山口正志君) 1点目の公共施設の耐震化についてでございますが、平成24年3月時点の状況につきまして以前にお答えしておりますので、その後今年度に取り組んだことにつきましてお答えさせていただきたいと思います。  災害対策本部となる市役所本庁舎につきまして、今年度耐震診断を行い、昨年創出されました国の緊急防災・減災事業債を活用いたしまして耐震補強計画の策定に取り組むとともに、河川の氾濫に対応すべく非常用発電設備の整備を現在行っておるところでございます。また、今年度神代小学校の耐震補強工事を実施いたしましたし、井倉小学校及び新見幼稚園の耐震診断を行っております。さらに、耐震化未実施の施設につきましては、一般会計補正予算(第5号)で教育施設や市民体育館等の耐震診断と耐震点検を実施することとしており、引き続き教育関係施設の耐震化を優先して取り組み、公共施設の耐震化100%を目指して順次進めてまいります。  2点目の避難場所についての御質問でございますが、本市が指定しております避難所につきましては大半が学校や公民館などの公共施設であるため、他の施設に比べて堅牢なつくりとなっており、さらに必要に応じて修繕を加えていることから、基本的には災害時の避難所としての使用に支障はないものと考えております。
     そこで、御質問にありました水害危険のある避難所はないかということが冒頭にございましたが、現在指定しております避難所で100年に一度という規模での量の大雨が降った場合に浸水が想定されるものは10カ所ございます。  また、老朽化が特に著しい施設につきましては、当該施設の近隣で避難所となり得る施設の状況等を勘案しながら指定を見直すこととしており、今年度の新見市地域防災計画の修正の際にも近隣に他の避難所がある1施設の指定を外すこととしております。  また、避難所への順路につきましては、先ほど申し上げましたとおり大半の避難所が公共施設であることから、その場所や道順は近隣住民の皆さんに十分認知されているものと考えておりますが、実際の避難の際には災害の状況に応じて柔軟に対応する必要があるため、一義的に避難経路を定めてしまうことはかえって大きなリスクを伴うものになりかねないとも考えられます。東日本大震災の教訓等から、災害時の被害を軽減するためには、地域の特性を最もよく御存じの地元の住民の皆さんが、自主防災活動の一環として災害の種別や発生状況に応じて防災マップを作成し避難訓練を行うことがもっとも効果的であるとされておりますので、本市といたしましては今後も引き続き自主防災組織の結成を地域に呼びかけるとともに、その活動を支援してまいりたいと考えております。  3点目の必要物資の備蓄の状況はということでございますが、本市では災害に備えまして現在食糧150食分、簡易トイレ1,000人分、紙おむつ240枚、毛布178枚などの物資を備蓄しております。  以上でございます。 194 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。面田照雄議員。 195 ◯14番(面田照雄君) 避難場所の見直しということで、100年に一度の水害を想定した場合に10カ所ぐらいはあるのではないかというようなことでございますが、100年に一度の災害でも、本当にたまたまそういう100年に一度の災害が来た場合には大変でございます。早急にベストな避難場所を考えるべきだと思います。この点については答弁はよろしい。  避難場所でございます。例えば道路を通行していたときに災害があった場合にはここにありますよと、やっぱり地域の人以外でもわかるような、ある程度国道でありますとか県道、市道のほとりには避難場所というような標識と表示が必要ではないかなと思いますが、この点についてはお答えをください。  また、必要物資で150食分でありますとかトイレとか言われますが、どこにこういったものが備蓄されておられるのか。例えば災害があった場合に、備蓄しとる場所によっては経路が断たれたというような場合には全く機能しません。ですから、私は、提案でありますが、この市役所の本庁の中、あるいは各町4支局に置かれるとある程度の対応ができるんではないかなと考えますが、その点についてもお答えください。 196 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 197 ◯総務部長(山口正志君) 避難所の標識といいますか、表示が地域内の方にはわかるが地域外の方にわからないのではないかということに関連しての御質問だと思うんですが、災害の状況によります。私どもが答弁最初にさせていただきましたのは、まず地域の方はその施設はよく御存じでありますので、万一何かあったときにはいろんな状況を想定しながらここを通って避難所に逃げるんだということは常日ごろからイメージしておいていただきたいという願望でございます。地域外の方につきましての災害避難でございますが、これは地域防災計画の中でも避難につきましてはまず市の職員が率先して行わなければならないことなんですけれども、地域の方々と連携しながら誘導していくという役目がございます。その役目を的確に履行してまいることが重要だと考えておりますので、標識を見ていただいても矢印とかなかなかわからない面がありますので、災害においてできるだけ誘導できることは常日ごろから考えていきたいと思っております。  それから、備蓄につきまして、どこに備蓄されてるのかという御質問でございますが、必要物資の備蓄につきましては石蟹の防災公園とまんさく運動公園の備蓄倉庫に、先ほど申しましたようなものは備蓄しております。それから、各支局には災害機材というようなものも、今の防災公園とまんさく運動公園の備蓄倉庫にも機材もございますが、支局にも物資というよりは機材に近いものでございますけど、各支局に備蓄しておる状況でございます。 198 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。面田照雄議員。 199 ◯14番(面田照雄君) 答弁いただきました。実際には防災公園であるとかまんさく運動公園に備蓄をされている。あるいは機材については各支局に備えておられるということでございます。新見市も本当にこういういいパンフレット、自主防災活動を支援するこの中でいろいろわかりやすく説明をされている。ですから、市民の皆さんが、ほとんどの世帯がこの内容を十分見られて日ごろからやっぱりそれに備えるということが一番だろうと思います。さらに自主防災組織の推進や活動についてPRをしていくべきだと思います。  それでは、3項目めに移ってください。 200 ◯議長(羽場純三君) ちょっと恐れ入ります。総務部長、先ほどの物資の中のおむつが240枚と言われましたか。240枚、間違いないですね。結構です。  3項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 201 ◯産業部次長大月幸子君) 3項目めでございますが、農地を農地以外のものにするには、農地法等の許可が必要です。例えば農地に再生可能エネルギー発電設備を設置することについても、通常の農地転用許可基準により営農条件等から見た農地の区分に応じた立地基準と周辺農地への影響や転用の確実性等の一般基準との両方に照らし、審査されます。特に立地基準では、転用可能な農地と代替可能性があると認められる場合には許可されない農地があり、また良好な営農条件を整えた優良農地については原則転用できないこととなっており、荒廃あるいは遊休農地といった状況のみでは発電設備等への転用が容易に認められない状況でございます。  以上でございます。 202 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。面田照雄議員。 203 ◯14番(面田照雄君) 農地の転用について、農地法の中で、農地とは耕作の目的に供される土地とされています。この場合、耕作とは土地に労働及び資本を投じ、肥培管理を行って作物を栽培することですということがございまして、農地の定義として現況で判断するとなっております。こういった意味から、現在岡山県の農地の総面積は5万7,567ヘクタールのうち耕作地は5万1,733ヘクタールで耕作放棄地は5,834ヘクタールと、実に10.1%が耕作放棄地となっております。  そこで、この農地の定義から申し上げますと、現況で判断すると既に木もはえたり、全く農地として再生不可能な農地は当然いわゆる発電に向いているのではないかというような考えがするわけであります。新見市におきましても、昨年は太陽光発電に対する補助金を24年度当初300万円でありましたが、さらに400万円追加し700万円、70戸分が消化されておりまして、本年も当初で既に700万円が計上されておる状況の中で、やはり私はこういった農地を活用するということは必要ではないかと考えられますが、できると考えるんですが、どう判断をされますか。絶対だめでしょうか。その点について答弁を願います。 204 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 205 ◯産業部次長大月幸子君) 農地で、現況が再生不可能なような農地であれば転用ができるのではないかということでございますけれども、現行の法制度のもとでは太陽光発電等の再生可能エネルギー発電設備等設置をする場合でございましても特例等はございません。通常の転用許可を受ける必要がございますので、難しいことと考えております。  以上でございます。 206 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。面田照雄議員。 207 ◯14番(面田照雄君) 再質問します。  この点につきましても、私は農業委員会の判断を仰いでやっていったら現況で判断するということで可能ではないかと考えますので、今後さらに研究をしていただいてできるように検討されてください。できない検討では意味がありませんので、できる検討をお願いしたいと思います。  そこで、市長、最後に決断のほどよろしくお願いします。 208 ◯議長(羽場純三君) 答弁を求めます。 209 ◯市長(石垣正夫君) 私も規制緩和を訴えております。基礎自治体が、その農業委員会が判断して農地を転用したりするというようになっとりましても全くそういうことになってないというのが、新見市で農業委員会が農地を許可して転用するということになりましても、県の農業会議へかけるとそこで県下の有識者が寄って判断するというような状況で、非常に難しいものがついておりますので、今のところ本当に規制緩和していただかねば、以前と変わらないような、市町村がもらっても変わらないような条件なんですわね。これにつきましてもかなり県のほうに言っておりますけど、もともとは国が規制しとるということで非常に難しいんで、今のことはよく受けまして、こういう意見もあるということをまた伝えて、農地も、本当に優良農地は残す、それから本当に荒廃するようでしたら何か転用できればやったほうがいいんじゃないかという気もしておりますけど、今のところは非常に難しいというのは間違いないと思いますので、その辺で御理解いただきたいと思います。  以上です。 210 ◯議長(羽場純三君) 再質問ございますか。 211 ◯14番(面田照雄君) 市長の力強い言葉で、農地の転用、荒廃地はできるんではないかという気がいたしております。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 212 ◯議長(羽場純三君) これをもちまして面田照雄議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。一般質問はこの程度で打ち切りたいと存じますが、これに御異議はございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 213 ◯議長(羽場純三君) 御異議なしと認めます。よって、一般質問はこれで打ち切ります。  ここでしばらく休憩いたします。                             午後2時5分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時16分  開 議 214 ◯議長(羽場純三君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  市長から、先ほど面田議員の一般質問において、答弁においてその一部を訂正したい旨申し出がございます。これを許可しております。 215 ◯市長(石垣正夫君) 先ほど面田議員の質問でございましたが、新見日南線の足立のトンネルに着工してやめたと、こう言いました。これは、橋梁を着工してやめたことでございますので、訂正させていただきます。  以上でございます。          ──────────────────────── 日程第2  条例第26号 新見市農業共済条例の一部を改正する条例 216 ◯議長(羽場純三君) 日程第2に入ります。  市長から条例第26号新見市農業共済条例の一部を改正する条例が送付されておりますので、本議案を議題といたします。  この際、市長から提案理由の説明を求めます。市長。               〔市長 石垣正夫君 登壇〕 217 ◯市長(石垣正夫君) 議員の皆さん方は、連日の一般質問で大変お疲れのことと存じます。  それでは、ただいま上程いただきました条例第26号新見市農業共済条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。  これは、国の薬価算定方法の改正に伴い薬価全体が引き下げられたことから、家畜共済掛け金率を改めるものであります。  以上、条例第26号につきまして御説明申し上げましたが、どうか慎重に御審議いただき、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 218 ◯議長(羽場純三君) これよりただいま議題となっております条例第26号に対する質疑を行います。  質疑はございませんか。──ないようですから質疑を終結いたします。          ──────────────────────── 日程第3  請願事件の上程 219 ◯議長(羽場純三君) 日程第3に入ります。  既に受理しております請願1件を議題といたします。  なお、請願の内容につきましては、議会初日に配付しておりますので御確認ください。  しばらく休憩いたします。                             午後2時19分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時20分  開 議 220 ◯議長(羽場純三君) 休憩を終わり会議を再開いたします。          ──────────────────────── 日程第4  議案及び請願事件を各常任委員会に付託 221 ◯議長(羽場純三君) 日程第4に入ります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております条例第2号から同第26号までの25議案、予算第16号から同第27号までの12議案、議案第1号から同第7号までの7議案及び請願1件は、配付しております付託表のとおり、その審査を各所管委員会に付託したいと存じますが、これに御異議はございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 222 ◯議長(羽場純三君) 御異議なしと認めます。よって、付託表のとおり、それぞれの委員会に付託いたします。  お諮りいたします。明9日から3月20日までの12日間は、議案等調査のため本会議を休会したいと存じますが、これに御異議はございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 223 ◯議長(羽場純三君) 御異議なしと認めます。よって、12日間は休会することに決定されました。  次の本会議は3月21日午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後2時21分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....