令和 2年 3月 定例会令和2年3月6日令和2年滝沢市議会定例会3月会議会議録令和2年3月6日令和2年滝沢市議会定例会3月会議が滝沢市役所に招集された。出席議員は次のとおりである。 1番 奥 津 一 俊 君 2番 菅 野 福 雄 君 3番 佐 藤 澄 子 君 4番 日 向 裕 子 君 6番 遠 藤 秀 鬼 君 7番 川 口 清 之 君 8番 仲 田 孝 行 君 9番 小 田 島 清 美 君 10番 井 上 仁 君 11番 松 村 一 君 12番 齋 藤 明 君 13番 長 内 信 平 君 14番 柳 橋 好 子 君 15番 山 谷 仁 君 16番 相 原 孝 彦 君 17番 稲 荷 場 裕 君 18番 角 掛 邦 彦 君 19番 藤 原 治 君 20番 日 向 清 一 君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。 市 長 主 濱 了 君 (
上下水道事業管理者) 教 育 長 熊 谷 雅 英 君 副 市 長 佐 野 峯 茂 君 市 民 環 境 部 長 齋 藤 誠 司 君 健 康 福 祉 部 長 丹 野 宗 浩 君 兼 福 祉 事 務 所 長 経 済 産 業 部 長 長 内 司 善 君 都 市 整 備 部 長 齊 藤 和 博 君 上 下 水 道 部 長 太 田 城 人 君 企 画 総 務 部 長 岡 田 洋 一 君 地 域 づくり推進課長 高 橋 克 周 君 防 災 防 犯 課 長 日 向 秀 次 君 環 境 課 長 朝 岡 将 人 君 地 域 福 祉 課 長 舘 澤 俊 幸 君 生 活 福 祉 課 長 菅 原 栄 一 君 健 康 推 進 課 長 猿 舘 睦 子 君 保 険 年 金 課 長 田 沼 政 司 君 健 康づくり政策課 長 正 木 賢 君 観 光 物 産 課 長 佐 々 木 馨 君 農 林 課 長 引 木 光 吉 君 都 市 政 策 課 長 齋 藤 克 也 君 道 路 課 長 松 本 昭 彦 君 総 務 課 長 勝 田 裕 征 君 企 画 政 策 課 長 木 下 昇 三 君 財 務 課 長 滝 田 俊 一 君 教 育 次 長 長 嶺 敏 彦 君 教 育 総 務 課 長 佐 藤 勝 之 君 学 校 教 育 指導課長 村 田 浩 隆 君 生涯学習スポーツ課長 三 浦 信 吾 君 文 化 振 興 課 長 小 野 雅 悌 君 兼
滝沢市立湖山図書館長 兼
埋蔵文化財センター所長 学校給食センター所長 久 保 雪 子 君 滝 沢 市 上 下水道部 古 前 田 聡 君 下 水 道 課 長 滝 沢 市 上 下水道部 斉 藤 明 徳 君 水 道 総 務 課 長本会議の書記は次のとおりである。 議 会 事 務 局 長 井 上 裕 司 議 事 総 務 課 長 杉 村 英 久 議 事 総 務 課 主 査 女 鹿 寛 之
△開議の宣告
○議長(日向清一君) ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
△諸般の報告
○議長(日向清一君) 本日の議事日程はお手元に配付しているところでありますので、ご了承願います。 これより本日の議事日程に入ります。
△一般(代表)質問
○議長(日向清一君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は、会派代表5名について行います。 一般質問を行うに当たり、議員並びに答弁者各位に申し上げます。
滝沢市議会基本条例第12条第3項の規定に基づき、答弁者に反問権の行使及び質問内容の確認を認めますので、発言を求める際には当職より発言の許可を得てください。 初めに、滝政会、18番角掛邦彦君の発言を許可いたします。ご登壇願います。
◆18番(角掛邦彦君) 議長。
○議長(日向清一君) 18番角掛邦彦君。
◆18番(角掛邦彦君) 議席番号18番、滝政会の角掛邦彦でございます。 質問に先立ち、東日本大震災から9年目を迎えようとしております。復興は着実に進んではいるものの、課題もまだまだ山積しており、今後の震災復興を心からお祈り申し上げます。 また、
新型コロナウイルス感染症が世界各国及び国内において感染拡大が大変懸念されております。県内では、まだ感染、発症事例はありませんが、執行機関におかれましては、万全の態勢にて対応されるよう期待いたします。 それでは、会派を代表し、令和2年度市長施政方針並びに教育施政方針について質問させていただきます。令和2年度は、第1次滝沢市
総合計画後期基本計画の2年度目となり、若者定住、健康づくりなど、主濱市長にとって政策公約実現に向けて、大変大事な年度となると思っております。前期基本計画の各政策、施策を検証し、これまで以上に市民、団体等との対話を通じ、後期基本計画の実現並びに住民自治による地域別計画を着実に実行していかなければならない年度と認識しております。さらに、大変厳しい財政状況が進む中で、令和2年度当初予算編成に当たられた主濱市長をはじめ執行機関の皆様には、並々ならぬご労苦があったかと思います。そこで市長施政方針について、質問通告に従い順次質問させていただきます。 最初に、若者定住に向けた施策についてであります。1点目として、若者世代との交流施策についてお聞きいたします。 2点目として、大学並びに高等学校との連携及び交流施策についてお聞きいたします。 3点目として、本市の中学生及び高校、大学生との交流の機会づくりの考えについてお聞きいたします。 次に、令和2年度当初予算編成についてであります。一般会計においては、当初予算額180億3,900万円で、前年度対比4.3%増となっており、企業特別会計合わせて総額308億400万円余となり、前年度対比2.6%増となっております。内訳は、システム改修経費の増加及び介護保険特別会計への繰り出しに伴い、財政調整基金等4億5,900万円を取り崩しております。そこで、以下の点についてお聞きいたします。 1点目として、財政構造改革による成果と検証の結果、どのように当初予算編成に反映されているのかお聞きいたします。 2点目は、市民懇談会及び市長懇談会において、市民の意見等は当初予算編成にどのように反映されているかお聞きいたします。 3点目に、自主財源確保に向けた施策についてお聞きいたします。 次に、誰もが活躍できる地域づくりについてであります。1点目として、市民主体の地域づくりでの成果と課題の抽出と市としての関わりについてお聞きいたします。 2点目は、地域別計画実現に向けてのさらなる施策についてお聞きいたします。 3点目に、地域づくりと健康づくりの連動性を持った施策についてお聞きいたします。 4点目として、地域活動の拠点となる各コミュニティ施設の拡充施策についてお聞きいたします。 次に、行政体制の構築についてであります。1点目として、人材育成方針の成果と課題による今後の施策についてお聞きいたします。 2点目は、人事管理や働き方改革の推進施策についてお聞きいたします。 3点目に、
公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画の進捗状況と、施設統廃合及び改修等の方針についてお聞きいたします。 次に、市民議会アンダー22学生編開催に伴う中学生、高校、大学生の意見に対してのご見解をお聞きいたします。 市長施政方針の最後に、副市長職の在り方に対しての市長のご見解をお聞きいたします。 続いて、教育施政方針についてでありますが、
新型コロナウイルス感染症の感染防止は、国の政策により当市でも小中学校で3月4日より休校を余儀なくされました。児童生徒はもとより、保護者家庭においても大変苦慮していることと思います。教育長として、リーダーシップを発揮していただき、対策には万全を期して対応していただきたいと思います。 それでは、質問通告に従い、順次質問させていただきます。 初めに、確かな学力を育む教育の推進についてであります。1点目として、小学校での新
学習指導要領全面実施による外国語教育で、今までの授業での児童の理解度の検証についてお聞きいたします。 2点目は、小学校教員の外国語指導要領の研修等実施状況と今後の方針についてお聞きいたします。 次に、スポーツによる健康づくりの推進についてであります。1点目として、チャレンジデーの評価と検証による今年度の推進策についてお聞きいたします。 2点目は、東京オリンピック・
パラリンピック開催において、聖火リレー参加のほかに子供たち並びに市民へのスポーツ普及活動の推進策についてお聞きいたします。 教育施政方針の最後に、市民議会アンダー22学生編開催に伴う中学生、高校、大学生の意見に対しての教育長のご見解をお聞きいたします。 以上、市長施政方針並びに教育施政方針について質問いたします。
◎市長(主濱了君) 議長。
○議長(日向清一君) 主濱市長。
◎市長(主濱了君) 初めに、若者定住に向けた施策についてのご質問にお答えいたします。 まず、若者世代との交流施策並びに大学、高等学校との連携及び交流施策についてでありますが、第1次滝沢市
総合計画後期基本計画の展開戦略の一つとして、若者定住を掲げております。若者定住を進めていくに当たりましては、まず対象となる若い世代の考え方や価値観を把握することが必要と考え、高校生及び大学生約1,000人に対してアンケート調査を実施しております。このアンケート調査によりますと、若い世代が居住地を選ぶに当たっては、暮らしの充実、働きたい企業の有無に続き、夢に挑戦できること、出身地であることを重視する傾向が見られました。これを受け、今まで実施してきております企業誘致等の働く場の確保や暮らしやすいまちづくりに加え、滝沢が挑戦できるまちであることや、出身地として滝沢への愛着を強めていくことができるような事業展開を図っております。 具体的には、若者世代を対象とした地域愛着向上事業において、市内外の若者が集まり、地域での活動に挑戦した先輩の事例、経験、思いを知り、さらに対話と共有によって参加者がつながることで、地域の人、もの、ことへの愛着を育み、地域で活動する若者の裾野を広げる
タキザワコレカラカイギを実施し、参加者による具体的な活動も生まれております。 また、高校や大学との連携による学連携活性化事業においては、従来の
岩手県立大学総合政策学部の授業である政策課題実習への職員の参加回数を増やすなど、連携を強化しております。さらには、盛岡大学及び盛岡北高等学校への授業にも参加、滝沢市の施策等に関する説明を行い、学生との交流を通じて滝沢を知る機会の創出に努めております。令和元年度からは、岩手大学との連携を進め、滝沢市の説明に加え地域における課題や仕事に関する事業等を実施し、さらなる連携及び交流の拡大を図ってまいります。 さらには、市役所での
インターンシップ手法を充実させることで、職場体験に加え
インターンシップ学生同士の対話や市職員を交えた議論の場を設け、滝沢をより深く知り、自身と滝沢のこれからを考えることを通じた交流の機会を引き続きつくってまいります。 次に、中学生及び高校生、大学生との交流の機会づくりについてでありますが、高校、専門学校、大学に出向き、話をする機会や授業に参加する機会をつくっております。また、その際には
タキザワコレカラカイギを紹介し、これをきっかけとして大学生、専門学生を中心に参加者が増えており、社会人と交流をしながら、お互いに刺激を受けるよい機会になっております。 また、授業等に参加する際には、こちらから一方的に話をするだけではなく、対話や議論をする場を設けるよう努め、交流を通じた人とのつながりの創出を常に念頭に置いて、引き続き実施してまいります。 中学生につきましては、昨年実施しました1分間で自分の思いを伝えるイベントに市内の中学生に参加していただいております。さらに、そのイベントをきっかけにふるさとCMにも出演いただくなど、一つのつながりがさらにつながりを生む事例も生まれております。今後につきましても、中学生の交流のきっかけとなる機会をつくりながら、将来の定住につながるような取組を進めてまいります。 次に、令和2年度当初予算編成についてのご質問にお答えいたします。まず、財政構造改革による成果と検証の結果、どのように予算編成に反映されているかについてでありますが、財政構造改革につきましては、平成27年度から身の丈に合った事業の選択と展開、資源の集中を図り、健全性、効率性、弾力性及び自立性のある財政構造への転換を目指し、取り組んできたところであります。改革着手後の実質単年度収支が平成28年度から3年連続で黒字となったことからも、一定の成果が表れていると捉えているところであります。 また、令和2年度当初予算は、幼保無償化をはじめとする子育て支援、その他社会保障関係経費に係る国の施策等を見据えながら、
セーフティーネットを堅持しつつ、全事業についてゼロベースで事業費を見直すなど、これまでの取組を踏襲し、予算編成をしたものとなっております。 歳出におきましては、本年度の決算見込みや国等の動向、制度改正などの現状を踏まえ、適切な予算計上となるよう留意するなど、
セーフティーネットを堅持しつつ、歳出の縮減に努めております。 また、歳入におきましては、国や県の補助金の適切な計上はもとより、その他の財源の導入を検討するなど、歳入の拡大に向け取り組んでまいります。 次に、市民懇談会及び市長懇談会での意見等の予算への反映についてでありますが、市政懇談会につきましては、昨年7月から8月にかけまして、11地域で開催しており、285名の参加があり、参加者から様々な意見や提言を頂いております。また、市長との座談会、「市長と話そう」につきましては、今年度5団体から依頼があり、60名の方々との懇談をしております。 これらの懇談会、座談会で頂いた意見や提言につきましては、庁内の担当課と情報共有を図りながら対応しております。特にも市政懇談会の意見、提言につきましては、懇談会での発言要旨をまとめ、一つ一つの意見や提言について各部、各課で対応方針について検討しております。さらには、内容について全体で調整を行う場をつくり、現状の確認や今後の方針について検討し、対応しております。懇談会、座談会で頂いた意見や提言は、財源や法令上の課題、関係機関へ要望や要請をしていくものなど様々であり、財源が課題であるものにつきましては、特定財源の確保を含め、計画的に検討を進めてまいります。 次に、自主財源確保に向けた施策についてでありますが、令和2年度におきましては、ふるさと納税について特産品等の普及拡大や地域資源の掘り起こしと寄附の拡大を図るため、職員体制の整備と所管部門の変更を行い、ふるさと納税の推進を強化することとしております。また、
企業版ふるさと納税やガバメントクラウドファンディングについての研究も進め、自主財源の拡大に取り組んでまいります。 次に、誰もが活躍できる地域づくりについてのご質問にお答えいたします。まず、市民主体の地域づくりでの成果と課題の抽出と市の関わりについてでありますが、地域づくり懇談会の活動は、市民が主体的に行っているものであり、
まちづくり推進委員会から引き継がれ継続されていることは、一つの成果であると捉えております。懇談会に限らず、ごみの減量化や除雪に関し、自ら考え、自らが行動する自治会もあり、市民の主体的な地域づくりが着実に図られていると感じております。 市民主体の地域づくりを進める上では、協働という視点を忘れずに、地域と共に考え行動することにより、課題が明確になると考え、担当課や
地域づくり支援職員が市民目線に立って地域づくりを支援してまいります。 次に、地域別計画の実現に向けてのさらなる施策についてでありますが、計画の実現に向け、これまでの活動を継続しつつ、新たな展開を見越した施策の必要性は認識しておりますが、地域別計画の中で実践できていない取組を進めながら、懇談会とともに新しい事業展開を目指してまいります。まずは、地域別計画の振り返りで課題となった活動への参加者の広がりも意識しながら、活動するための情報を提供し、懇談会と担当課等も一緒になり、計画の推進に取り組んでまいります。 次に、地域づくりと健康づくりの連動性を持った施策についてでありますが、先ほどのさらなる施策にも通じるものであり、健康づくりについては新たな活動を展開するための大きなテーマの一つとして捉えております。これを踏まえ、後期地域別計画においては、全地域で取り組むテーマとして健康づくりを掲げており、関係課が連携し、これまで自治会ごとに開催してきた健康づくり連絡会を今年度は
地域づくり懇談会ごとに実施しております。現時点では、健康に関する情報を提供し、様々な取組等を話し合っておりますが、今後健康づくりに関する新たな活動が展開されますよう市の関係課も連携して取り組んでまいります。 次に、地域の活動拠点である各
コミュニティ施設充実の拡充施策についてでありますが、本市には地域活動の拠点となるコミュニティ施設が数多くあり、その多くが老朽化しているという課題があります。施設の改修等は、各自治会からの要望に対して、ヒアリングや現地確認などを行い、個別施設計画に基づきながら市の補助金制度を活用し、対応してまいります。特にも新設となると地域の負担も大きくなることから、積立金の状況をも確認しながら、市の財源確保を進めるためにも、初となる自治総合センターの
コミュニティセンター助成の採択を目指し、地域との連携を密にしてまいります。 次に、行政体制の構築についてのご質問にお答えいたします。まず、人材育成基本方針の成果と課題による今後の施策についてでありますが、少子高齢化、人口減少などの外部環境の変化や豊富な知識と経験を有する職員の大量退職や、これまでの人材育成システムと現行制度との違いが生じている内部環境の変化に対応するために、平成31年4月に滝沢市人材育成基本方針を改定いたしました。この基本方針では、職員として必要となる意識及び能力と求める役割を明確にし、職員が基本的に備えるべき意識や全ての職員に求められる能力、それぞれの役職ごとに求められる能力を明らかにして、改定しております。 また、これらの能力を意識しながら、日々研さんに励み、職員あるいは一人の市民として主体的に成長させるための仕組みとして、研修制度、人事管理、職場環境の整備の3つの制度を合わせて人材育成システムを構築いたしました。 研修制度においては、求められる能力の獲得とキャリアビジョンの形成の支援、職員の専門性を高める研修の実施、職員の成長を支え、組織で成果を発揮する組織力の向上、仕事を通じた人材育成の取組を推進しております。 次に、人事管理や働き方改革推進施策についてでありますが、人事管理においては総合計画を推進するための人材育成を重視した人事評価制度の活用、職員定員管理計画を踏まえた適切な職員配置及び職員任用の適正化、
人事ローテーションの明確化、専門的な知識や技能を生かす人事制度の検討を推進しております。また、平成28年度から行っている人事評価において、今回人材育成基本方針に合わせた人事評価記録書として改定し、令和2年度から活用する予定としております。 働き方改革の推進につきましては、職場環境の整備が必要であり、コミュニケーションを通じた職場の活性化、仕事とプライベートを両立する支援や
メンタルヘルス対策の強化を基本とした健康づくりへの支援、管理職の能力向上及び意識改革を推進しております。 また、
安全衛生管理委員会とともに長時間労働職員及び高ストレス職員と医師との面接指導の実施や、健診等へのメールによる受診勧奨、ストレスチェックの実施、毎週金曜日のノー残業デーの実施、休憩時間等を利用したウオーキング等の実施等、職員が心身ともに健康であり続ける取組を行っており、今後も継続してまいります。 次に、
公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画の進捗状況と施設統廃合及び改修の方針についてでありますが、
公共施設等総合管理計画の基本方針は、縮小させつつ充実を図る、いわゆる縮充を基本方針としております。これは、今後の人口減少や少子高齢化を見据え、厳しい財政状況が続く中で、持続可能な行政運営やサービスを提供していくため、公共施設の最適な配置を実現することが急務となっているからであります。今回策定する市の
公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画については、施設の将来像、方向性を示していくものとしております。 なお、個別施設管理計画では、道路、上下水道施設などのインフラ系を除いた施設を対象とした主要な76の施設を11の類別に区分し、類別ごとに計画を策定するものとしております。現在の進捗状況につきましては、個別施設計画全てにおきまして素案を策定しており、今後計画案を確定し、公表していきたいと考えております。 施設統廃合及び改修の方針につきましては、個別施設計画においては、各課等で1次評価による客観的な定量評価により現状を見える化し、さらに施設の現状と課題、災害危険区域等の状況を踏まえ、今後の施設の在り方から施設ごとの将来像、方向性を取りまとめたものとなっております。その中で、現状維持としている施設につきましては、引き続き維持、存続していく施設として、基本的には安全安心な直結またはつながる整備内容を優先的に改修することとし、これまでの施設の状況を鑑みながら、改修内容、時期、費用を積み上げしたものとなっております。ただし、個別施設計画で記載している額及び時期につきましては、あくまでも概算となりますので、その都度予算編成を行いながら調整、実施していくものとなります。 一方、その他としている施設につきましては、基本的に部分修繕対応とし、今後の施設の方向性を見極めながら対応していく施設としております。特にも地域と密着している施設につきましては、今後個別施設計画を基に類別の施設ごとに統廃合及び改修の方針を明らかにし、地域の方々等への説明及び検討を行っていくこととしているところであります。 次に、市民議会アンダー22学生編についてのご質問にお答えいたします。本市の強みの一つは、若者が多いこと、高校、大学など複数の高等教育機関が立地していることであると考えております。その中にあって、市議会で開催いたしました市民議会アンダー22学生編につきましては、本市の特徴を生かした市民議会であり、若者の声を聞く貴重な機会であったと感じております。今回市民議会でありました若者の声は、市の将来を考えたすばらしい意見が多く、非常に頼もしいものであったと感じております。このような若者の意見を聞く場を市としてもさらにつくりながら、若者が滝沢市に愛着と誇りを感じられるまちづくりを今後とも進めてまいります。 次に、副市長職の在り方の見解についてのご質問にお答えいたします。副市長職については、市民の生活が第一の市政を実現する考えの下、市民一人一人が生きがいややりがいを感じることができる市政を推進するため、トップマネジメントを補佐し、行政事務の統括的な職であると考えております。
◎教育長(熊谷雅英君) 議長。
○議長(日向清一君) 熊谷教育長。
◎教育長(熊谷雅英君) 私からは、確かな学力を育む教育の推進についてのご質問にお答えいたします。 まず、外国語教育での児童の理解度の検証についてでありますが、小学校の外国語活動を実施するに当たり、本市では移行期である平成30年度、令和元年度の2年間、本格実施を見据えた授業時数を設定しており、外国語の学習にじっくりと取り組むことのできる授業時数を確保してきたところであります。また、外国語指導助手を小学校に重点的に派遣することにより、子供たちは外国語指導助手と英語の歌やゲームを一緒に楽しむ活動を通して英語に親しみ、英語によるコミュニケーション活動について積極的に取り組んでおります。 次に、小学校教員の外国語指導要領の研修等実施状況と今後の方針についてでありますが、教員の研修につきましては、平成27年度から昨年度まで、岩手県教育委員会が小学校外国語中核教員研修会を実施しており、本市全小学校の外国語教育の中核となる教員が受講しているところであります。また、各小学校においては、英語専門の指導主事を招いての研修会をするなど、来年度の本格実施に向けて指導の在り方についての理解を深めているところであります。 来年度からは、5、6年生において教科として英語を学ぶこととなりますので、これまでの聞くこと、話すことの指導に加えて、読むこと、書くことの指導が求められることから、教員が読むこと、書くことについても適切に指導することができるよう、小中学校が連携して研究に取り組む小・中学校ジョイントアップ・スクール事業において、小学校外国語について研究授業を行うとともに、各校の校内研究会での指導主事による指導を通して、教員の指導力の向上を図ってまいります。 なお、本年度は外国語指導助手2名を配置しておりましたが、来年度はより多くの授業で外国語指導助手を活用した授業を実施できるよう外国語指導助手を2名から3名に増員することにより、教員による指導の支援に努めてまいります。 次に、スポーツによる健康づくりの推進についてのご質問にお答えをいたします。まず、チャレンジデーの評価と検証による推進策についてでありますが、今年度から新たに挑戦した市民と地域、団体、企業・事業所などが一丸となって取り組むスポーツイベント、チャレンジデーは、参加率38.8%と当初目標の30%以上を達成し、本市のご当地キャラクター、ちゃぐぽんを活用したPR活動が評価され、広報アイデア賞を受賞いたしました。 一方で、初挑戦ということもあり、自治会や企業、一般市民などへの周知不足等が課題と捉えております。 それを踏まえ、来年度はのぼり旗によるPR活動の展開や市の無線放送を通じた途中経過報告、自治会によるラジオ体操の取組、QRコードを活用した参加報告方法の工夫を通して、参加率51%以上を目標に取り組んでまいります。 次に、東京オリンピック・
パラリンピック開催における市民へのスポーツ普及活動の推進策についてでありますが、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に当たり、6月には聖火リレーを滝沢ニュータウンで実施し、市内児童生徒などによる沿道での応援活動や吹奏楽演奏などにより、聖火イベントを盛り上げてまいりたいと考えております。 また、8月にはパラリンピック聖火フェスティバルをビッグルーフ滝沢で実施し、子供から高齢者まで、全ての世代の皆さんを対象としたパラスポーツ体験や火起こしイベントなどを通して、機運の醸成に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、市民議会アンダー22学生編についてでありますが、私自身昨年も感動したところであり、今年も楽しみにして参加させていただきました。本市の中学生が、そして本市の小中学校を卒業した高校生、大学生が将来の滝沢市の夢を語り、滝沢市へのしっかりとした提言をする姿を見て、頼もしく感じたところであります。 提言は、現在の中学生が学校生活の中で課題と感じていることや、高校生、大学生と成長していく中で、よりよい滝沢にするために考えた内容でありました。本市の教育で育った子供たちが着実に成長していることを感じ、教育長として大変うれしく思ったところであります。特にも中学生女子の発表は、日頃不便と感じている通学路の街灯や道路の状況についてであり、通学の安全安心を視点とした、まさに中学生らしい提言でありました。 今回の市民議会では、これからの滝沢市を担う若者の提言を聞くことができ、私自身子供たちが堂々とした姿で発表している姿に感動し、多くのことを学ぶことができました。企画していただきました市議会の皆様に感謝を申し上げます。
◆18番(角掛邦彦君) 議長。
○議長(日向清一君) 18番角掛邦彦君。
◆18番(角掛邦彦君) それでは、教育施政方針のほうから再質問させていただきます。 外国語教育での児童の理解度の検証についてということで、来年度から実質本格的に授業の中に入って子供たちが勉強になるわけでありますけれども、2年間通じて小学生の外国語教育において、中学生になったときに今までの2年間の部分で、例えば英語力が今までよりも向上したとか、その辺の学力の向上につながっているかどうなのか、それを一応確認させてください。
◎教育長(熊谷雅英君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) 議席番号15番、山谷仁です。新志会を代表し、提出しております点についてお伺いをいたします。答弁よろしくお願いいたします。 来週3月11日に丸9年を迎える東日本大震災でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りし、またご遺族の皆様には改めてお悔やみを申し上げる次第であります。一層の復興を期待するところでございます。 今新型コロナウイルスによる肺炎での被害が世界数十か国へ急速に広がりを見せております。各国がその対策に追われ、我が国においても未曽有の被害を想定し、全力で解決に当たっている状況であります。国は、勤労者への休業補償、法人への休業補償確保、あらゆる興行の開催中止要請、学校の休校、学童保育クラブへの受入要請などをし、国民全体にその被害が及ばないことへの対応をしっかりとしてくれるものと考えております。政府は、この一、二週間がコロナウイルス終息の山だと国民に呼びかけておりますが、そのとおりに終息に向かって収まることを願うしかありません。 我が市において、長年にわたり公共交通政策問題を研究し、調査してまいりましたが、その計画もそろそろ佳境に入ってきたものと考えられますが、その計画も時間をかけ、方向をつくり上げていくことこそ施政の立案、構築、そして実行に発展するものと考えます。 市長が第一として掲げている充実した人生を送ることができる滝沢市を目指す、これが施政の目標であると思います。この目標を達成できるのは、市民の健康があってこその代物であります。市民が健康を得ることこそが市民にとっての究極の理念であろうと思います。全ての事業は健康につながることとし、率先して計画、事業展開をすべきと考えております。以下、具体的に質問をしてまいります。 市長施政方針、令和2年当初予算についてであります。各事業の選択と集中を図り、一般会計においては幼児教育・保育の無償化経費等の増加により、183億9,000万円、前年度比4.3%の増となっております。令和2年度の当初予算について、厳しい財政状況はここ数年変わりなく、中期財政計画によりますと、財政調整基金が相当低いものになるとされておりますが、財政健全化に向けての対策はどのように考えているのかを伺います。 2、主濱市長は市政を預かり、この1年4か月を経て、これまでの柳村市政から大きくかじを切った計画、事業についてはどのようなものがあるのか、あるいは庁内から上がってきた事柄についてはどのような事業、あるいは今後の構想があるのかについてご所見を伺います。 3、多様なつながりを持って市民が行動しているまち、市民自らが行動しているまちを目指す、これを実現するための方策として、1、誰もが活躍できる地域づくり、2、安全安心なまちづくり、3、環境に配慮したまちづくりが必要であるとしていますが、これをまとめて言うとどのような表現になるのか伺います。また、施政方針には触れられておりませんが、我が市の男女共同参画についてはどのように推進されるのかを伺います。 4、健康福祉部門が目指す4年後の姿として、健やかで笑顔にあふれるまちをつくるため、地域福祉の向上、生活困窮者に行う支援は具体的にどのような事業展開を図っていくのか伺います。また、高齢者、子育て支援についての事業展開の記述はありますが、20代、30代、40代の年齢層に対する事業展開が少なく、一番働き盛りの年齢層に対する施策についてはどのように考えているのかを伺います。 5、健康づくりに関する新たな取組についてでありますが、滝沢市健康づくり宣言を踏まえ、健康づくりに関する環境の整備を進めるとありますが、具体的にどのような整備が行われるのか伺います。 6、都市基盤整備についてであります。いつまでも住み続けたいと思えるまちづくりとは、具体的にどのようなものか。また、道路についてはどの道路について優先的に整備を図っていくのかをしっかりと市民に示していかなければならないと考えますが、そのご所見を伺います。 7、生き生きと学習ができ、生きる力を育てる学校教育について、人・つながり・地域づくりを目指した学習環境の充実とありますが、伸び伸びとした学校の環境づくり、そして学校、教師、生徒の関係では、滝沢市の教育に特徴はあるのか伺います。 8、学びの環境の充実と文化芸術の継承については、郷土史資料としての大切な民具などを利用あるいは活用した学習機会の創出と、市の文化芸術に触れ合い、知る機会を増やすことが将来の滝沢の歴史伝承につながると考えるが、どのように当局では考えているのかを伺います。 以上、8項目についてお伺いいたします。答弁よろしくお願いいたします。
◎市長(主濱了君) 議長。
○議長(日向清一君) 主濱市長。
◎市長(主濱了君) 初めに、財政再建に向けての対策はどのように考えているのかについてのご質問にお答えいたします。 市の財政状況につきましては、令和2年度予算案では主要財源である市税や地方財政計画に基づき、地方交付税を前年度に引き続き増額を見込んでおりますが、財政調整基金を取り崩しての予算編成である点については変わっておりませんで、厳しい状況であると捉えております。 今後におきましては、近年の大規模建設事業に係る公債費負担が増していくなど、厳しい状況が続きます。また、地方交付税で措置されるものの、幼保無償化による財政への影響もあり、中期財政計画においても毎年度基金を取り崩さざるを得ない状況であります。このことから、執行段階における歳出事業の規模や実施時期の精査等により基金取崩しの縮減を図りながら、見込み得る収入の範囲内での支出を心がけ、健全な財政運営に努めてまいりたいと考えております。 次に、大きくかじを切った計画、事業についてのご質問にお答えいたします。平成30年11月に7つの公約を掲げ、滝沢市長に就任いたしました。就任後は、公約の実現を図るため策定を進めていた第1次滝沢市
総合計画後期基本計画に公約を盛り込んだところであります。後期基本計画は、令和元年度から4年間の市の政策、方向性を示した計画であり、この計画を進めるためにかじを取ることが私の考える市政を進めることと考えております。 次に、庁内から上がってきた事業や今後の構想についてでありますが、後期基本計画の策定に当たりましては、毎年実施しているたきざわ幸福実感アンケート調査などから、市民のニーズ等の調査を行うとともに、各部、各課では環境の分析を実施し、計画を策定しております。さらに、計画を進めるための実行計画については、基本計画の考えに基づきながら各担当が事業を検討するとともに、庁内での調整を図り、策定し、毎年見直しを行っているものであります。 展開戦略として掲げている健康づくりと若者定住については、調査、分析などを用いながら基本計画策定を進める中で、庁内の議論、検討から導いた戦略であり、今後重点的に進める大きな戦略であると考えております。 また、公約の中の充実した人生を送ることを目指すための健康づくりと地域活性化のための中心市街地の形成と公共交通の課題の解決につきましては、庁内関係課と情報共有、情報交換しながら、事業推進について検討を進めているところであります。 次に、多様なつながりを持って市民が行動しているまち、市民自らが行動しているまちを目指しますについてのご質問にお答えいたします。まず、誰もが活躍できる地域づくりについてでありますが、少子高齢化の進展や地域に対する意識、ライフスタイルが多様化する中、市民が幸福を実感し、安全で安心して暮らすために市民一人一人が地域や市とつながりを持ち、自身や地域のことを考え、行動することが必要であると考えております。 自治会活動においては、コミュニティ意識の希薄化や地域活動への参加者の固定化、役員のなり手不足など様々な課題があります。そのような中でも、防災、防犯や環境保全等を含む地域づくり活動を継続するためには、地域の皆さんがお互いの考えを尊重し、認め合う雰囲気づくりが必要であり、多くの人を巻き込み、活動に携わる人を増やしていきながら、地域活動の輪が広がるような地域づくりを進めてまいります。 また、男女共同参画につきましては、男女が平等に社会のあらゆる分野で自由に参画できる機会が確保され、性別に関係なく活躍できる環境が大切であると考えております。今回の施政方針には、男女共同参画という表現は使っておりませんが、男女ということに特化するのではなく、年齢や国籍等にもとらわれることなく、人とのつながりを大切にしながら、誰もが活躍できる地域づくりを推進してまいります。 次に、地域福祉の向上、生活困窮者に行う支援についてのご質問にお答えいたします。地域福祉の向上は、市民生活の安心と幸せを実現するためには、公的な福祉サービスの充実はもちろんのこと、市民が手を携えて、生活の拠点である地域に根差して助け合い、誰もがその人らしい安心で充実した生活が送れるような地域社会を基盤とした地域福祉を推進することが重要であります。 要支援者の課題の解決に向け、地域組織、地域支援者、市社会福祉協議会、関係機関と市が連携、協力しながら支え合いのネットワークを広げるとともに、庁内関係課で情報を共有し、高齢者や障害者など支援を必要とする方々の対応を関係各課と調整しながら、見守りや必要な支援が届くように対応してまいります。 また、地域福祉の担い手である民生委員や児童委員を支援するため、委員の定例会や各種研修を通じて活動しやすい環境づくりを継続してまいります。 次に、生活困窮者については、生活保護制度または生活困窮者自立支援制度による支援をしております。生活保護制度の具体的な事業展開の一つとして、生活保護法に基づく健康管理支援事業を実施いたします。健康管理支援事業は、生活保護受給者に対する健康診査の受診勧奨や生活習慣病等の助言、指導等を通して健康管理を支援する事業であり、医療扶助の適正化や自立の助長促進につながるものであります。本事業は、法令上令和3年1月1日から実施するものとされておりますが、市といたしましては、より事業効果が得られるよう令和2年4月から実施してまいります。 生活困窮者自立支援制度の具体的な事業展開としては、就労準備支援事業、家計改善支援事業について、実施に向けて検討を行ってまいります。この事業は、法の改正により実施が努力義務とされ、国においては令和4年度からの完全実施を目指しているものであります。また、自立相談支援事業との一体的実施により補助率が上がることから、県と協議をし、費用対効果や事業効果が得られるよう実施方法を検討してまいります。 次に、20代、30代、40代の年齢層に対する事業展開がなく、働き盛りの年齢層に対する施策についてでありますが、健康福祉部門においては年齢を問わず、子供から高齢者までの支援が必要な方への事業を展開しており、引き続き支援を継続してまいります。 次に、健康づくりに関する環境の整備についてのご質問にお答えいたします。健康づくりに関しては、これに関心が低い健康づくり無関心層が7割ほど存在する可能性が指摘されていることから、こうした層が健康に対する新たな情報収集を行わないという特性を踏まえ、正しい健康情報を効果的に提供する環境の整備が必要と考えているところであります。そのために、健康づくり宣言参加団体へのメールマガジンの発行と、口コミによる情報の広がりを図る健幸アンバサダーの育成を実施いたします。あわせて、市民が意図せず健康づくりに参加していただけるような環境が望ましいことから、令和2年度において設置する予定のプロジェクトチームにおいて検討してまいります。 次に、都市基盤整備について、いつまでも住み続けたいと思えるまちづくりとは具体的にどのようなものかについてのご質問にお答えいたします。本市では、第1次滝沢市
総合計画後期基本計画において、誰もが幸福を実感できる活力に満ちた地域を市の将来像として基本構想に掲げております。その実現のため、都市基盤部門の施策として、いつまでも住み続けたいと思えるまちづくりに取り組んでおります。具体的なまちづくり政策として、中心拠点の整備の推進、都市計画の見直し、近年増加している空き家対策の展開、滝沢総合公園施設の長寿命化計画に基づく整備を実施してまいります。 また、公共交通の施策として、小岩井駅前広場整備、交通広場及び施設の適正な維持管理、公共交通の利便性の向上などの施策を推進してまいります。これらのまちづくり施策と公共交通の利用促進対策により、住みよいまちづくりを目指してまいります。 次に、どの道路を優先的に整備するかを市民に示すことについてであります。道路整備は、地区間を相互に連携し、潤いと活力に満ちた生活を支える地域の発展を推進するものであります。このため、整備をすべき路線について、2025年までの計画として滝沢市の道路整備計画を策定しております。計画の策定に当たっては、道路ネットワークを設定し、これを基に路線ごとに整備方針を定め、地域の意向も踏まえながら整備の必要性、緊急性、効率性など多面的に評価し、選定しております。 市民への周知方法としては、この道路整備計画についてホームページで公表しております。また、事業実施地区においては、計画事業の進捗により事業説明会などを開催し、市民の皆様にご理解とご協力を頂きながら進めております。今後とも適正な時期に事業の内容、スケジュール等の説明会を開催しながら実施してまいります。
◎教育長(熊谷雅英君) 議長。
○議長(日向清一君) 熊谷教育長。
◎教育長(熊谷雅英君) 私からは、滝沢市の教育の特徴についてのご質問にお答えいたします。 滝沢市の子供たちは、地域の中で多くの方々との関わりの中で育っております。滝沢市教育振興運動の活動では、学校、家庭、地域などの連携と協働により、みんなで子供たちを育む運動として、各学校の実践区ごとに地域との触れ合い活動を進めております。 また、スクールガードの方々には、登下校の際に温かな言葉がけを頂き、安全に登下校するなど、子供たちは地域の方々に支えられていることを実感しております。 子供会活動などの地域の活動においても、夏祭りや夢灯りなどの行事に地域の方と一緒になって取り組む中で、地域の方々から多くのことを学んでおります。中学生は、地域清掃やスノーバスターズに取り組む中で、地域の方々から感謝の言葉を頂き、地域に貢献する喜びを感じながら活動しております。また、入学式や卒業式、運動会、文化祭などの行事においても、多くの地域の方々に来賓として出席いただき、子供たちの活動や成長する姿に温かい励ましを頂いております。 学校生活においては、教師が子供たちに寄り添い、常に一緒になって考える活動をすることによって、互いの信頼を深めようと努力しております。部活動においても、生徒と教師が同じ目標に向かって日々の練習に取り組む中で、互いの絆が築かれるように努めております。保護者や地域の方々からは、練習試合や大会の際には熱心な応援を頂き、本年度は滝沢第二中学校女子チームが盛岡市内一周継走において優勝することができました。また、鵜飼小学校吹奏楽団が全日本小学校バンドフェスティバル県大会で金賞を受賞するなど、輝かしい成績を修めることができ、地域の活力にもつながっているところであります。 毎年実施している全国調査によると、地域の行事に参加していると回答した本市の子供たちの割合は、全国を大きく上回る結果となっており、まさに地域と一体となった教育そのものが本市の教育の特徴であると考えております。 次に、民具などを利用、活用した学習機会の創出と、文化芸術に触れ合い、知る機会を増やすことについてでありますが、民具につきましては滝沢ふるさと交流館敷地内の民具保管庫で管理しておりましたが、平成30年度に旧公民館ホールへの移設を行い、今年度は文化財調査委員の皆さんや小中学校の教員からご意見を頂きながら、現在展示物の表示作業を行っているところであります。来年度からは、小中学生の社会科見学や歴史学習に活用できるようにするとともに、市民の皆さんの学習活動にも利用できるように公開してまいります。 また、本年度は郷土史「滝沢市の歩み」を活用した歴史講座や見学会を開催することにより、学習機会を提供してまいりました。今後も郷土資料を活用した学習機会の創出に努めてまいります。さらに、文化芸術に触れ合い、知る機会として、毎年芸術祭たきざわや滝沢市郷土芸能まつりを開催しており、今年度の来場者数は共に昨年度より増加していることから、市民の文化芸術に対する興味や関心が高まってきていると考えております。 今後も文化芸術を継承していくため、滝沢市芸術文化協会や滝沢市郷土芸能保存団体協議会との連携をさらに深め、市民が文化芸術に触れる機会を設け、ふるさとに愛着を持っていただき、本市の歴史を次世代に継承することにつなげてまいります。
◆15番(山谷仁君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) それでは、再質問をしてまいります。 令和2年度の当初予算についてでありますが、財政健全化対策をしつつも、なかなか中身がよくならないということが中期財政計画にはここ数年同じことが書かれております。私どもも心苦しいところであり、何とか改善に向けて努力をしなければいけないというふうに思っております。例えば財政調整基金は、標準財政規模の約20%が理想であるというふうに言われておりますが、令和2年2月に私どもに示されました中期財政計画によりますと、細かく言いませんが、年々少なくなって、令和6年度には4億3,700万になるというふうに予測をしているということが提示されました。このとおりになりますと、大変なことだなというふうに思っております。財政調整基金あるいは減債基金等がこれほどまでに少なく見積もられていると、見積もられているといいますか、そういう計画を立てていること自体私は不思議に思うのですが、この点についてどういうふうに考えておりますか。
◎企画総務部長(岡田洋一君) 議長。
○議長(日向清一君) 岡田企画総務部長。
◎企画総務部長(岡田洋一君) 数字的なものに関しましては、先日ご説明いたしました財政の見通しということでの数字であるというふうに捉えておりますが、今後さらに中期財政計画といった形で議会のほうにもお示しをさせていただきたいと思っておりますが、その見通しにつきましては、今の状態のままで事業を継続していった場合には、やはり令和6年度までにおきましては、財政調整基金は4億3,000万ほどということで見込んでいるのはそのとおりでございます。 その中で、我々の市の財政構造といたしましては、依存財源に大きく頼っているといった状態は、これはずっと続いておりますけれども、やはり自主財源を増やしていくといった意味では、ふるさと納税を強化していきたいということと、あと併せて今年度も実施しておりますけれども、
企業版ふるさと納税におきましては、来年度税制がさらに優遇されるといったこともありますので、そういった今の既存の事業も含めて
企業版ふるさと納税を活用するなど、歳入の拡大に努めてまいりたいと思っております。 また、今後財政の中では、さらに選択と集中と、あとは事業のめり張りをつけた中で財政をそれぞれ毎年運営していくといったことが必要だろうと思っておりますので、身の丈に合った事務事業を実施しながら、歳出歳入の両面にわたっての見直しを今後不断に続ける必要があると考えております。
◆15番(山谷仁君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) ぜひそれはめり張りをつけていかないと、おぼつかない財政状況だというふうに思います。いわゆる投資的経費が11億しかございません。年々少なくなって、これが令和6年まで続くというふうに書かれておりますし、毎年14億円ぐらいの公債費を払っているわけですから、それ以上出るわけはありませんので、身の丈に合ったと言いますが、その金額でしか事業は組めないわけで、やはり選択と集中ということになるのだろうというふうに思いますが、ふるさと納税も含めて取れるところといいますか、受益者負担で取れるところは取っていくということも必要になってくるのだろうというふうに思います。 次に、健康に関して言いますと、公共交通の整備あるいは滝沢中央小学校の建設、ビッグルーフ竣工開始など、これまで柳村前市長の事業を継続、成し遂げているというのが今の主濱市長の答弁によりお話をされましたが、そのほか市長が常々言っているすばらしい滝沢をもっとすばらしくと、すばらしい滝沢にということをいつもおっしゃっておりますが、その合言葉に私たちも期待をしているわけですが、その中で最も特徴のあるもの、あるいはこういうものが実現できるといったふうなものがもしあるとすれば、教えていただきたいというふうに思います。
◎市長(主濱了君) 議長。
○議長(日向清一君) 主濱市長。
◎市長(主濱了君) 私には、7つの公約がありますが、そのうちの3つだけお話をさせていただきたいと思います。 まず、私が第一番に実現したいと思っておりますのは、私ども人間にとっては、生きがいとかやりがいというものが絶対必要だというふうに思っております。その生きがい、やりがいを私どもが持てば、その人の人生というのは充実をしてくるというふうに思っております。こういうことで、まずは滝沢市において生きがい、やりがいを持って充実した人生を送ってもらいたい、これが第一番であります。このためには、いずれ学びガイドというものを作りまして、滝沢ではどういったような、例えば勉強方面、あるいは芸術文化方面、あるいはスポーツ方面、あるいはボランティア方面、どういったような集まりがあるのか、会合があるのか、そういうふうなものを示したものを市民の皆様にお示しをし、そしてやりたいと思ったものがあったらば、それを続けるような環境をつくっていきたいなというふうに思っております。これが第一番です。 そして、この充実した人生を長く送ることがその人にとって本当に幸せだというふうに思うわけで、その次はやっぱりこれを長く送るための健康が必要であります。この健康につきましては、るるご答弁申し上げておりますように、様々な健康方策を今後講じてまいりたいなというふうに思っております。 それから、もう一つが中心市街地の形成であります。はっきり言って私、まだ滝沢にははっきりした中心市街地がないような気がしておりまして、何としても滝沢市としての中心市街地をつくりたい、そしてそこには市民の皆さんがにぎわいを求めて、魅力を求めてどんどん、どんどん集まってくる。そうすると、そこと中心市街地と各地域が結ばれまして、そこに人の行き来が出てくる。そうすると、公共交通機関の問題もある程度は解消されるのではないかなと、こういうふうに思っておりまして、財政的には若干厳しいところもありますが、そういう中でもって7つの公約のうちの3つだけ今ご紹介を申し上げました。これについて、何とか頑張ってまいりたいと考えております。
◆15番(山谷仁君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) 抽象的ではありますが、方向性は分かりました。ぜひそれを具現化していただきたいと思います。はっきり言えるのは、私どももいつも言っておりますが、やはり市民の健康、いわゆる物心両面の健康が一番大事だと、これが市民の理念だろうというふうに私は考えておりますし、それを基にいろんな事業を展開していただきたいなというふうに思っております。 それから、3番目の多様なつながりを持って市民が行動するまちという目標を掲げている中で、我が市の実情にも言えると思うのですが、ジェンダー・ギャップといういわゆる男女格差、男女共同参画という意味の中のOECDが行っているジェンダー・ギャップ指数では、日本が世界で121位という、昨年の12月に発表されましたレポートでそういうふうになっております。やはりもっと男女共同参画、あるいは女性の活躍ができる場をつくっていかなければいけないというのが国際的な潮流でありますし、また滝沢でもそれを実現していくことが重要であるというふうに思いますが、今ここにいらっしゃる人も全員男性です。やはり女性も入ってくるときは結構いるのだというふうに思いますが、それができないというところにはいろんな問題があると思うのですが、これを進めていかなければいけないというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎市長(主濱了君) 議長。
○議長(日向清一君) 主濱市長。
◎市長(主濱了君) 先ほどご答弁申し上げましたように、私は男女ということだけにこだわらないで、全ての人が活躍できる場が必要だというふうに思っております。これは教育委員会の管轄なのですが、例えば小中学校においても男女統一名簿というのはいかがかなと、こういうふうな提案をさせていただいたり、それから市職員の登用につきましても、やはりこれは訓練が必要でありますので、ある程度そういうポストに就けて訓練をさせてもらって、最終的にここに並ぶような方も出てこられればいいなというふうなことも提案しております。さらに、一番大変な農業関係でありますけれども、この関係につきましても様々市のほうにご要望が寄せられております。もう少し女性を、例えば農業委員なんかに登用したらいいのではないかと、こういうふうなお話もあります。それにつきましては、様々な問題が今のところはまだあるというふうに考えておりまして、例えば農業者のほうの意識であるとか、あるいは労働力の一員として、どうしても労働力1人が欠けてしまうと大変だとか、そういうふうな問題が様々あります。でも、それらの問題点を一つ一つ解決して、何とか男女共同参画、男性も女性も本当にその人の能力に従って自由に活躍できる場、これを目指したいと、このように考えております。
◆15番(山谷仁君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) 今の件に関しては、第2次安倍内閣の目玉として、女性活躍推進法というふうなことで掲げていたわけですが、国会の中自体もなかなかうまく女性の登用はできていないというふうに自ら反省をしておりますが、今申し上げましたように滝沢市でも具体的にはいないわけです。入ってくるときに女性もかなりのパーセンテージの人がいるわけで、やはりもっときっちりした、公正なやり方をしていないとは言いませんが、やはり登用をすべきだなというふうに思います。ぜひ滝沢市でそれを率先していけば、他市町村の模範となるのではないかなというふうに思いますので、それはやっていただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎企画総務部長(岡田洋一君) 議長。
○議長(日向清一君) 岡田企画総務部長。
◎企画総務部長(岡田洋一君) 女性の管理職の登用につきましては、前にもご答弁させていただいておりますが、もともと女性の職員が少なかったという実態によるもので、今こういった状況になっているのも1つ要因としてありますが、現在のところの総括主査、次課長になる職の者に女性が多くおりますので、今後さらに女性の課長が増えたり、また今部長級は1人女性がおりますけれども、今後そういった管理職に女性も登用されるということになろうかと思います。女性だからといって、それが今管理職に就いていないということではなくて、構成上の話というところでご理解を頂ければと考えております。
◆15番(山谷仁君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) ぜひそれは進めていただきたいというふうに思います。 次に、地域福祉の向上、あるいは高齢者、子育て支援についての事業展開というふうにあるわけですが、20代、30代、40代の年齢層に対する事業展開が少なく、申し上げたのは、これは地域幸福アンケート、この中にも2点ほどこういう意見がありました。なぜこういうふうなことが出てくるのかなというふうに思いますが、やはりそこに対する呼びかけが少ない、もちろん当人たちは忙しいから、なかなか発信するものを見られない、あるいはそこに参加することができないという現状は多分あるのだというふうに思いますが、そういうアンケートが出ておりましたので、そこは一番大事な働き盛りの年齢の人なわけですから、その人たちが頑張って働いてもらわないと年寄りも子供も元気になれない、そういう意味ではもっともっと大事にして、講習あるいは余暇に対する支援などもしていかなければいけないというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。
○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 福祉でございますけれども、国の制度がメインになっておりまして、高齢者に対する支援、それからあとは児童に対する支援ということで、年齢に沿った福祉を提供するというようなやり方になってございます。あとは、年齢層関係なく生活困窮者に対する支援とか、母子家庭に対する支援とかというところで、20代、30代とか年齢層に合わせた福祉というのは想定していないというか、ちょっと頭の中にはなかったということでございます。 それで、福祉のみならず健康の部分につきましては、それこそ10代、20代、30代、40代とそれぞれに合った健康づくりというのが考えられるかと思いますので、そちらに関しては今後検討していきたいなというふうには考えてございます。
◆15番(山谷仁君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) 健康管理支援事業の中で、本事業は法律上令和3年1月1日から実施するものを我が市といたしまして、令和2年4月から実施してまいりますということで、これは具体的には就労準備支援事業あるいは家計改善支援事業については、誰がこれを指導するものなのでしょうか、お知らせください。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。
○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) まず、健康管理支援事業でございますけれども、具体的に話をさせていただきますが、保健師のほうを採用いたしまして、保健師がそれこそ健康管理の部分について指導するということでございます。令和3年1月1日から実施ということでございますが、こちらに関しましては令和2年度、年度当初から保健師を採用して実施していくということを予定しております。 それから、就労準備支援事業、それから家計改善支援事業についてでございますが、現在学習支援事業については民間に委託しておりますし、生活困窮者自立相談支援事業につきましては、社会福祉協議会さんのほうにお願いしているというところでございます。就労準備もしくは家計改善につきましては、滝沢市単独でやるよりも、例えば民間委託、もしくは社協さんにお願いしてやったほうがより効果的であるというふうに考えておりますので、こちらの事業につきましても、今後いろいろと検討してまいりたいと考えてございます。
◆15番(山谷仁君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) それでは、5番目の健康づくりに関する新たな取組についての再質問でありますが、健康推進課と市民環境部の部署で、新たな健康づくり、あるいはといいますか、健康体操というふうなものに既に着手している、健康づくりの体操について進捗をしているというふうに伺っておりますが、これはどのような人たちがどれくらいまで進んでいるものなのでしょうか、今後のスケジュールをお聞かせください。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。
○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 健康体操につきましては、今までの滝沢市では健康づくりに関する体操というのが様々ございましたけれども、対象が高齢者が多かったものですから、健康づくりに関しましては若年層から考えていこうということで、今回の健康体操につきましては、まずは幼稚園、保育園の方々に覚えていただいて体操をしていただくというような考え方で作成しております。それで、今年度末までには健康づくり体操は完成する予定でございます。
◆15番(山谷仁君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) 大分進捗状況が早いというふうに私どもは踏んでいるのですが、3月に一応出来上がったものをどこかで見せながら、議会に見せるのか、そして本年7月には市民の多くの皆様方にそれをご披露するというふうなスケジュールになっているやに聞いておりますが、やはり前段でも申し上げましたとおり多くの市民のこれに対する有識者といいますか、関心のある方々、あるいは実際に踊ってほしい、あるいは健康体操として使ってほしい若い方々に本当に合うのかどうかというふうな、いろんな細かいことが山積しているように思いますので、ぜひそこは慎重に、つくってから誰も踊らなかったというふうなことがないように、これの啓蒙も含めて吟味していかなければいけないというふうに思っておりますので、そこも併せてお願いしたいというふうに思います。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。
○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 体操の構成や選曲につきましては、市場価値向上プロジェクトというところの講師の方にお願いしてつくっていただいておりますし、それから若い方にも中に入っていただいて検討して、今年度末に完成する予定ということになっておりますので、担当課だけで作成したということではございません。それから、議員おっしゃるとおり7月には市民の皆様にお披露目したいというふうなスケジュールでございます。
◆15番(山谷仁君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) いろんな部署、あるいは外部の有識者の人たちにもお願いをしているというふうに認識をしておりますので、ぜひ滝沢市民にとって有意義な、あるいは本当に健康に資するものになって、長く続けられるものをつくっていただくようにお願いをしたいなというふうに思いますので、ぜひやっていただきたいというふうに思います。 それから次に、6番目の都市基盤整備については、なかなかこれは市民の皆さん、あるいは地域の皆さんからの要望に応えるのは大変なことだと思いますが、とにかく今一番私どもが危惧しているのは通学路の整備、これは喫緊の課題だというふうにいつもお話をしているわけですが、毎年いろんな地域から、あるいはいろんなPTAから要望が上がってきていると思いますので、ぜひこれを最優先してやっていただきたいというふうに見直しも考え、やっていただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎都市整備部長(齊藤和博君) 議長。
○議長(日向清一君) 齊藤都市整備部長。
◎都市整備部長(齊藤和博君) 通学路の整備につきましては、議員ご指摘のとおり毎年地域の方々と点検を実施いたしておりまして、その箇所等は把握しながら改善に努めているところでございます。そういう中で、都市整備部といたしましては歩道空間の確保であったり、あるいはラインでもって、例えば緑の線を引きながら空間をつくったりというような方法で、少ない予算で早急に効果が出るような対策も行ってきているところでございます。ここにつきましても、点検等を踏まえながら、そういう箇所については緊急性が高いものについてはその都度対応できるように検討してまいりたいというふうに考えております。
◆15番(山谷仁君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) ぜひそういうふうに優先順位を曲げるというわけではなくて、通学路を優先にして行っていただきたいというふうに思います。 次に、7番の生き生きとした学習ができ、生きる力を育てる学校教育についてでありますが……すみません、その前にもう一つ6番について、アンケートの中に、アンケートの項目があまりにも多過ぎて、書く市民の方々が非常に不満だというふうなアンケートの結果が出ておりますが、もっと簡単に、滝沢は住みやすいのだと、あるいはもうちょっと改善してほしいとか、そういうふうな大まかに分かるように、市民にすぐ分かるようなアンケートの項目を出してほしいというふうな要望がありますが、それも考えなければいけないというふうに思うのです。細かく各課でいろんなものを出し寄るのはいいのですけれども、本当に市民が覚えたいというか見たいのは、滝沢が全体的に本当に住みやすいまちなのだ、もっとここをよくしてくれというふうな、大まかな項目にすることへの要望が何点かございましたので、それについて検討の余地があるのだというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎企画総務部長(岡田洋一君) 議長。
○議長(日向清一君) 岡田企画総務部長。
◎企画総務部長(岡田洋一君) これまで政策マーケティングの手法を用いながら、幸福実感アンケートということで、今年度も実施させていただいたところでありますが、やはり毎年質問項目が多いということでご指摘を頂いているところもございますけれども、市の全体的な政策、施策の中で、各分野における今の状態を毎年、毎年定点観測するということで実施させていただいておりますので、質問項目が多くてご迷惑をおかけしておりますけれども、ご理解を頂きながら、市民の皆さんの声として受け止めて、それが政策につながるといった形を取ってまいりたいと思いますので、ただ答えやすい形といったものに関しましては、さらに工夫してまいりたいと考えております。
◆15番(山谷仁君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) 次に、教育施政方針の中で生き生きと学習ができ、というくだりの部分ですが、これも市民アンケートの自由意見の中で、学校に対する意見評価が必ずしも芳しくない意見が数件見られました。特にも中学校への意見が多く、改善あるいは反省が必要なものがあるのかなというふうに思われますが、どういう見方をしていらっしゃいますか。もちろんこの自由意見は全部見ていると思いますが、いかがでしょうか。
◎教育長(熊谷雅英君) 議長。
○議長(日向清一君) 熊谷教育長。
◎教育長(熊谷雅英君) たきざわ幸福実感アンケート、自由記述等のことについて、いろいろなご意見を頂いております。その中で、特定の中学校の対応についてのご意見もございました。当該の学校にこのようなことがあったかどうかについては聞いたわけでございますが、直接的なそのようなことはないということでございました。しかしながら、このような意見を頂くということは、学校に対して不信感なりを持っている方がおるということでありまして、このことを念頭に置いて教育活動に当たらなければならないということで、毎月開催しております校長会議において、子供に寄り添い、そして信頼される教員、学校になるようにということを指導しているところでございます。
◆15番(山谷仁君) 議長。
○議長(日向清一君) 15番山谷仁君。
◆15番(山谷仁君) 今申し上げましたところ、場所については私どもの当該の地域でもありますので、ぜひみんなでいい学校環境をつくっていきたいなというふうに思っておりますので、今後とも引き続き頑張っていただきたいというふうに思います。 これで私の質問を終わります。
○議長(日向清一君) これをもって新志会、15番山谷仁君の一般質問を終結いたします。 14時30分まで休憩いたします。 休憩(午後 2時14分) 再開(午後 2時28分)
○議長(日向清一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、公明党、16番相原孝彦君の発言を許可いたします。ご登壇願います。
◆16番(相原孝彦君) 議長。
○議長(日向清一君) 16番相原孝彦君。
◆16番(相原孝彦君) 議席番号16番の公明党、相原孝彦でございます。公明党を代表いたしまして、市長並びに教育長の令和2年度の施政方針演述について質問します。 また、今年も3月11日がやってきます。東日本大震災から9年となります。昨日の岩手日報に県内の沿岸の被災地の写真が載っていました。9年たって、やっとここまで来たかと感じる感慨深い記事でした。しかし、昔の町並みを知っている方にしてみると、高台に移転した方々が多かったせいなのか、町並みがすっかり変わってしまって、一抹の寂しさも感じられる写真でした。 また、災害公営住宅で生活されている方の悩みも記事にあり、隣にどんな人が住んでいるのか分からない、相談できる方がいないなど、隣近所との付き合いがなくなっている実情が表されていました。 ハード面の復興は、写真で見られたように進んできました。しかし、災害公営住宅で孤立化を感じている方々に対しては、今後も寄り添いながら、心の復興、人間の復興など、ソフト面の復興を成し遂げていかなければならないと思います。そして、震災の記憶を忘れず、風化させないように語り継いでいかなければならないと考えております。 さらに、我々公明党は、近年の自然災害から住民の皆さんの生活や生命を守るために防災、減災施策に協力し、様々な手法を提案していくことをお誓いし、質問に入りたいと思います。 さて、令和2年度の当初予算は、一般会計では183億9,000万、前年比4.3%の増、特別会計、企業会計を含めた総額は308億459万円余りとなり、前年比2.6%増の編成となっております。市の財政状況から見ると、かなり厳しい中での予算案の組み立てだったと思われます。担当課の努力に敬意を表したいと思います。 主濱市長は、平成30年11月に滝沢市の第2代目の市長となり、1年4か月となります。平成31年度の予算は、市長になったばかりで事業内容に思いをあまり入れることができなかったと私は感じていましたが、この1年4か月をどのように総括されるのか伺います。 また、本年度の予算には、主濱市長の思いの丈を組み入れられたと思いますが、どの辺りに力を置かれたのか伺います。 次に、健やかで笑顔にあふれるまちの、健康づくりに関する新たな取組について伺います。新たな取組と言われますが、具体的に構想があるのか伺います。他の自治体では、健康診断の受診やスポーツ活動への参加などでポイントをためると特典を利用できる健康マイレージ事業に取り組むところが多く見られます。市民の健康診断受診率を上げ、健康づくりに励むことで医療費や介護費の抑制につなげるほか、地域コミュニティや地域経済の活性化など、まちづくりや人づくりにつなげていくことが期待できる施策です。佐賀県の小城市では、ポイントを福祉センターの利用券や食事券、2,000円分のクーポン券に交換でき、埼玉県や愛知県豊橋市などでは、スマートフォンを万歩計として活用し、歩いた距離に対してポイントを付与する事業も行われています。このように、健康づくりを楽しみながら行う事業に本市も取り組むお考えがあるのか伺います。 新型コロナウイルスによる感染症が全国で猛威を振るっています。感染経路がはっきりと確認されていない怖さがありますが、私たちは換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集まることを避け、ウイルスに接触しないよう自己防衛していきたいと思います。今回の感染症などに対する当市の危機管理体制について伺います。 次に、地域の産業がより活性化し、次世代を見据えた挑戦を続けるまちの企業振興について伺います。一般質問や決算委員会での答弁を聞いていると、イノベーションセンター、パークを核にしたIT産業の集積を進めてから、順序を踏んで次のステージに移行していくように私たちは聞こえてしまいます。滝沢市に住んでいて仕事をしたい、しかし自分がやりたい仕事がない、あっても募集していないなど、若者が望んでいる仕事がなければ滝沢には定住しないのではないでしょうか。若者定住の観点から、イノベーションセンター、パーク構想以外の企業誘致も並行して強力に進めていくべきだと考えますが、市長の考えをお伺いいたします。 ひとにやさしく安全・安心で活力あふれる、都市政策について伺います。市役所前の中心拠点構想の推進のためには、県道16号の問題は避けて通れないと思います。滝沢南中学校の正門側は、交通量が多い上に、狭く曲がりくねっており、生徒も徒歩で通学するにも道幅が狭く、怖さを感じるという道路です。だからといって、水路にふたをして道路にしてしまうには膨大な予算が必要となって、県も二の足を踏んでいると思います。 地元の方からは、南中学校の東側を斜めに通して、ビッグルーフの脇から県道につないだらいいのではないかとも言われています。しかし、そうすると拠点構想に支障を来すと思います。県道16号に対する市長のお考えをお伺いいたします。 また、市長が考えるいつまでも住み続けたいまちとは、具体的にどのようなまちなのかお伺いいたします。 ひとにやさしく安全・安心で活力あふれるまちの道路について伺います。昨年の9月会議で主濱市長は、滝沢市道の総延長は508キロと答弁されました。この距離でありながら、昨年まで4年間死亡事故ゼロを達成できたのは、交通指導隊や青色回転灯設置車でのパトロールやスクールガードの皆さんの努力のたまものだと思います。 しかしながら、市道における信号、横断歩道、歩道の設置等は十分でしょうか。市道の安全対策への市長の評価を伺います。 次に、学びにより充実した人生を送ることができるまちについて伺います。生き生きと学習できる教育基盤の充実は、非常に大切なことだと思います。市内の各学校の現況を市長はどのように評価されているのか伺います。 次代を担う人材育成と持続可能な行財政運営を進めるについて伺います。先日配布された中期財政計画から、将来の財政運営は財政調整基金の取崩しが毎年行われ、かなり厳しくなってくるようです。財源確保のため、市長はどのように動かれるのか伺います。 続いて、教育施政方針について伺います。生き生きと学習できる教育基盤の充実について伺います。昨年12月に文部科学省が全国1,816の自治体を調査した平成30年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果、平成31年3月現在が発表されました。それによると、滝沢市は普通教室の無線LANの整備率は5.8%で1,395番目、教育用コンピューター1台当たりの児童生徒数は11.6人に1台で1,782番目、教員の校務用コンピューター整備率は69.9%で1,772番目となっていました。ちなみに、児童11.6人に1台という数字は、県内33市町村で最下位となっております。 このデータを基に、先月日経BP社がインフラ整備、教員指導力の平均値を総合スコアとして公立学校情報ランキング2019として順位をまとめ、発表しました。ランキングは、高校を除く小学校が1,738、中学校が1,775の自治体が対象で、滝沢市は小学校1,664位、中学校1,551位となっていました。この結果を見ても、滝沢市の小中学校のICT化は全国からかなり遅れていると思いますが、教育長の評価を伺います。 次に、生きる力を育てる学校教育の充実の、確かな学力を育む教育の推進について伺います。新学習指導要領の実施に伴う外国語教育やデジタル教材の活用による教育環境の変化に対する対応策を伺います。政府は、昨年12月の閣議でGIGAスクール構想を打ち出し、小中学校で1人1台のパソコン配備、校内LAN整備等に対する補助金が制定されました。本市としては、どのように対応されるのか伺います。 次に、生きる力を育てる学校教育の充実の、豊かな人間性や社会性の育成について伺います。いじめ防止について、家庭環境と一体となった具体的な取組について伺います。 学校給食による望ましい食習慣の実現についての、安心安全な学校給食の提供について伺います。2月に行った市民議会で、滝沢第二中学校の生徒会長さんから給食の残が多いと伺いました。給食センターでは、毎日残食のデータを取っているようですが、そのデータがどのように生かされているのか伺います。 給食は、児童生徒の1日分の栄養を補っていることを教えるため食育を行っていますが、生徒の反応をどのように認識されているのか伺います。 最後に、生きがいが持てる学びの環境の構築についての、スポーツによる健康づくりの推進について伺います。今回の予算書を見ても、使用料が少ない滝沢総合公園陸上競技場の有効な活用方法のお考えを伺います。 以上、市長施政方針並びに教育施政方針の内容についてお聞きし、質問を終わります。
◎市長(主濱了君) 議長。
○議長(日向清一君) 主濱市長。
◎市長(主濱了君) 初めに、令和2年度当初予算についてのご質問にお答えいたします。 まず、就任から1年の総括についてでありますが、平成30年11月に7つの公約を掲げ、滝沢市長に就任し、当時策定を進めていた第1次滝沢市
総合計画後期基本計画に公約を盛り込むことができ、もっとすばらしい滝沢に向けての基盤ができたと考えております。また、後期基本計画の展開戦略の一つである健康づくりについては、新しく健康づくり政策課を組織し、先進地の調査研究を実施し、検討を進めております。調査研究では、健康寿命の延伸を目指すためには疾病の予防、いわゆる一次予防が重要であることを改めて確認し、今まで実施していた取組をしっかり継続していくとともに、令和2年度から健康づくり宣言参加団体への情報発信や取組への支援を強化することとしております。また、庁内にプロジェクトを立ち上げ、さらなる具体的な取組について検討を進めることとしております。 展開戦略である若者定住につきましては、今まで実施してきております企業誘致等の働く場の確保や暮らしやすいまちづくりに加え、地域愛着向上事業や学連携活性化事業を実施し、具体的には
タキザワコレカラカイギの開催や高等学校や大学との連携の下、市職員が授業へ参加し、滝沢を知る機会の創出に取り組んでおり、今後もこれら事業の充実を図りながら、若者との連携、交流拡大を図ることとしております。 また、公約で掲げた生きがい、やりがいを持って暮らすことも後期基本計画に盛り込み、今年度「「生きがい」と「やりがい」の学びガイド」を作り、取組が前進したと感じております。また、後期基本計画の展開戦略の一つである健康づくりについては、新しく健康づくり政策課を組織し、先進地を調査研究しながら検討を進め、令和2年度には方向性を出したいと考えております。また、市民が主役の市政を目指すことについては、今年度は市政懇談会や市長との座談会、「市長と話そう」を開催し、市民の声を直接聞く機会を多くつくってきております。 また、
総合計画後期基本計画を推進していく職員に対し、私の信条としている誠意、努力、感謝の大切さを伝えるとともに、計画の実現に向けては市民のために大いにチャレンジ、挑戦すること、仕事が手戻りしないよう当初からチームワークをよくし、連携すること、間違いはちゅうちょなく直ちに正すこと、市民には丁寧な対応をすること、自分の健康を第一に考えることを日々の業務の中で心がけるよう伝えております。 このようなことから、就任して1年の総括としては、非常によい1年であったと感じております。令和2年度におきましては、滝沢市の強みである高等教育機関の立地や、全県で最も平均年齢が若いということを生かした政策を進めてまいりたいと考えております。 次に、来年度の予算のどこに力点を置いたかについてでありますが、令和2年度においては健康づくりと若者定住に関する施策について重点的に展開したいと考えております。 健康づくりにつきましては、健康づくりに関する取組を市全体への浸透を図るために、健康づくり事業において健幸アンバサダーの養成や健康づくり宣言参加団体への支援を行うこととしております。また、地域健康づくり支援事業においては、ウオーキングマップを作成することや、健康教育や相談事業において健康応援フェスタや事業所対抗健康づくりコンクールを実施することなど、事業を展開してまいります。 若者定住につきましては、滝沢に愛着を持つ人を増やすための取組や、雇用拡大を目的とした人材育成等に取り組むための地域人材育成交流事業において、若者が地元企業や文化を学ぶ交流ツアーを開催することとしております。また、地域人材育成のための事業においては、イノベーションパーク活性化に係るセミナーを開催することや、地域愛着向上事業において民間企業等の多種多様な人材との対話の機会を設けるなど、事業を展開してまいります。 また、安全安心につながる事業として、防犯交通安全施設維持管理事業において、滝沢南中学校通学路の防犯灯整備などを進めてまいります。 次に、健康づくりに関する新たな取組についてのご質問にお答えします。現在国では、健康寿命の延伸と健康格差の是正等を基本的な方向として示した第二次国民健康づくり運動により、健康づくりへの取組を進めているところであります。本市においても国の考えに準じながら、主に一次予防を重視した取組を進めていくことを考えております。この中では、健康づくり無関心層の傾向を踏まえ、正しい健康情報の提供と、併せて情報発信の在り方を検討し、市民の行動変容を促す取組を行うこと、またより効果が期待できるよう根拠のある取組を行うこと、そして意図せず健康づくりに参加できるような環境づくりなどについて、令和2年度に設置するプロジェクトチームにおいて検討することとしております。 プロジェクトチームでは、健康マイレージまたは健康ポイントといったインセンティブに関する取組も議論してまいりたいと考えております。しかしながら、他自治体の取組において、初期段階こそ参加者の増加といった有効性が見られたものの、長期的に参加者が増加し続けるものではないという状況もあることから、導入の是非や手法について検討してまいりたいと考えます。 次に、新型ウイルスなどに対する危機管理体制についてでありますが、感染症法では、症状の重さや感染力などから感染症を1類から5類までの5種の感染症と新型インフルエンザ等感染症、指定感染症、新感染症に分類して、感染症の種類によりそれぞれの危険度に対応した対策が取られております。今般の
新型コロナウイルス感染症につきましては、2月1日に指定感染症に位置づけられました。 県では、2月18日に
新型コロナウイルス感染症対策本部が設置、また盛岡地方振興局では2月20日に
新型コロナウイルス感染症対策本部盛岡地方支部が設置されました。本市においても、県内での患者発生に備え、3月3日に滝沢市
新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、感染症の動向の情報共有や各部の対応の検討や連絡調整、市民に対する情報提供を行っているところであります。 次に、イノベーションセンター、イノベーションパーク以外の企業誘致についてのご質問にお答えいたします。現時点では、市が関わる産業用地は盛岡西リサーチパーク及び滝沢市IPUイノベーションセンター及び同イノベーションパークのみとなっております。盛岡西リサーチパークにつきましては、平成29年1月をもって完成しており、実質的には滝沢市IPUイノベーションセンター及び同イノベーションパークへの誘致に注力をしながら、滝沢市へのICT産業の集積に向けて取り組んでいる状況であります。 新たな産業用地の確保につきましては、市内には都市計画法や農業振興地域の整備に関する法律等が適用される地域、さらには国有地、県有地が多く、企業誘致に即応できる一団の用地の確保は難しい状況にあります。個別企業の進出に関する相談や将来を見据えた産業用地の確保について、関係機関と連携の上、引き続き調査、検討をしてまいります。 このような状況から、若者定住という観点において、学生から子育て世代に至るまで、様々なニーズとライフスタイルを見極めながら、地域経済の振興のため、市内各事業所が課題として掲げる事業継承や働き手の確保に資する取組を勘案し、滝沢市商工会との経営発達支援計画の策定を通して検討してまいります。 次に、都市政策についてのご質問にお答えいたします。まず、市役所前の中心拠点構想の推進のための県道16号の問題についてでありますが、岩手県では現在県道16号盛岡環状線と県道223号盛岡滝沢線の整備工事を実施しております。県道16号盛岡環状線については、滝沢市内を南北に縦断し、国道4号、国道232号と国道46号を連絡し、県北地域や青森・秋田鹿角方面と秋田方面とを結ぶ物流の主要幹線道路となっております。沿道には住宅地、小中学校、市役所等が位置し、市民の生活道路としても重要な路線となっております。また、本市では県道16号盛岡環状線と県道223号盛岡滝沢線を結ぶ市道向新田線について事業化しており、現在実施設計を進めております。 県道16号盛岡環状線については、交通量も多く、大型車の混入率も高い路線であることから、道路管理者である岩手県に拡幅改良や渋滞対策の事業を継続的に進めていただいているところであります。今後中心拠点整備により、発生交通量が増加することが想定されるため、事業の推進について引き続き岩手県への要望を行ってまいります。 次に、いつまでも住み続けたいまちとは具体的にどのようなまちなのかについてでありますが、市民がいつまでも住み続けたいと思えるためには、都市計画、住宅、公園、景観などの施策が推進され、雇用や活力を生み出す拠点形成の推進と公共交通の利便性向上など、活力ある都市づくりが図られることが重要であると考えております。 次に、市内道路における安全対策、信号、横断歩道、歩道等についてのご質問にお答えいたします。信号機、横断歩道、道路交通法に基づく規制標識等の整備管理は、県公安委員会である県警本部の所管となります。これらの整備につきましては、それぞれの基準がありますが、住民要望等により整備が必要と思われる箇所については、公安委員会へ要望を行っております。 また、歩道の整備につきましては、通学路の歩行空間の確保が十分でない路線もありますので、安全で安心な道路環境を計画的に整備してまいります。 次に、市内の各学校の校舎の現況についてのご質問にお答えいたします。学校の適切な維持管理は、子供たちが生き生きと学習できる上で、極めて重要なものと考えております。本市の小中学校は、築25年以上の校舎が約7割となっている状況であり、校舎の外装、内部及び敷地内の諸施設、設備について改修、更新等の対応が必要となってきていると認識をしております。これらの更新については、これまでも補助財源等を活用し、順次対応してきているところであり、鵜飼小学校について国の補助金を活用し、今年度と来年度の2か年で屋根、外壁、床等の大規模改修工事を実施する予定としております。 また、トイレの洋式化については、令和2年度に中学校3校を整備する予定としており、これにより市内小中学校のトイレの洋式化が整うものと考えております。なお、放送設備の改修につきましては、令和2年度から計画的に順次実施する予定としております。 今後におきましても、児童生徒の安全安心を最優先としながら、学校の維持管理費、修繕費の限られた予算の中で必要な対応を進めるとともに、抜本的かつ大規模な改修、更新を必要とする施設、設備については、現在策定中の滝沢市
公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画を勘案しながら、計画的な改善について検討を進めてまいりたいと考えております。 次に、財源確保のためにどのように行動するのかについてのご質問にお答えいたします。市税等の収納率につきましては、収納対策部会による全庁的な取組により収納率を向上させてきたところでありますが、収納率は自主財源の確保において重要であることから、これまで同様注力してまいります。 また、歳入の拡大につながるふるさと納税につきましては、職員体制の整備と所管部門を変更し、特産品等の普及拡大や地域資源の掘り起こし及び寄附の拡大についてを集約し、一体的に取り組み、強化を図ります。また、
企業版ふるさと納税やガバメントクラウドファンディングについての研究も進めるほか、その他の財源となる可能性のあるものについて調査研究をするなど、歳入拡大に継続的に取り組んでまいります。 さらには、有利な補助金や起債の適用並びに普通交付税及び特別交付税の算定において、実態を反映した経費の算入となるよう県や関係省庁等を積極的に訪問し、市の実情を訴えてまいります。
◎教育長(熊谷雅英君) 議長。
○議長(日向清一君) 熊谷教育長。
◎教育長(熊谷雅英君) 私からは、市内小中学校のICT化についてのご質問にお答えいたします。 児童生徒が授業等で使用する教育用パソコンの整備については、市内全ての小中学校においてコンピューター室への整備を完了し、耐用年数やサポート期限等を勘案し、更新を進めております。また、教職員が職員室等で使用する校務用パソコンの整備については、令和2年度に2校の整備を予定しており、これにより全ての小中学校で整備が完了する予定となっております。 なお、学校の無線LAN環境については、学習環境の充実のため、整備の必要性を認識しており、現在検討を進めているところであります。 次に、外国語教育やデジタル教材の活用による教育環境の変化に対する対応策についてでありますが、来年度から小学校で本格実施となる外国語教育につきましては、3、4年生において外国語活動を年間35時間、5、6年生においては外国語科を年間70時間実施することとなります。本市の小学校教員のうち、英語の免許を所有している教員は、小学校教員全体の6%であり、来年度からの本格実施に伴い、外国語指導助手を2名から3名に増員することといたしました。これにより、より多くの小学校の授業で外国語指導助手による授業が行われることとなります。 デジタル教材の活用につきましては、各教科等の学習において映像資料やスライドなどのデジタル教材を活用することにより、児童生徒にとって学習内容が分かりやすいものとなることから、その活用を推進することが効果的であると認識しているところであります。市教育委員会といたしましては、各小学校に外国語の指導に係るデジタル教材等を配備することにより、外国語教育の充実に努めてまいります。 次に、小中学校の1人1台のパソコン配備についてでありますが、国においてはGIGAスクール構想を打ち出し、令和5年度までに児童生徒1人1台コンピューターの実現を目指すこととしております。コンピューターの整備に係る補助金の交付要綱が今年の2月に示されたことや、配備後の端末の更新に係る財政措置も不透明な部分もあることから、財源調整も含めランニングコストや更新時に市財政に与える影響も勘案しながら、今後検討を進めてまいりたいと考えております。 次に、家庭、地域と一体となったいじめ防止の具体的な取組についてでありますが、子供たちをいじめから守るには、学校、家庭、地域が力を合わせていじめ防止に向けて取り組んでいくことが大切であります。市教育委員会といたしましては、平成27年度に関係行政機関、児童生徒の保護者、学校教育関係者、学識経験者等を委員とした滝沢市いじめ防止等対策協議会を設置し、家庭、地域と一体となったいじめ防止のための取組を推進しているところであります。 本協議会においては、平成30年3月に家庭や地域におけるいじめ防止対策の具体についてまとめた滝沢市いじめ防止等対策リーフレットを市内の全戸に配布し、家庭や地域にいじめ防止の取組に協力を頂いているところであります。 家庭では、子供の言動の変化に気を配るとともに、いじめはどのような理由があっても絶対にしないということを子供に教え、悩みがあれば学校に相談するようにお願いしております。 地域では、スクールガードによる見守り活動等において、いじめと思われる言動を見かけた際は、学校に連絡することをお願いしております。 今後におきましても、学校、家庭、地域が一体となったいじめ防止の取組の推進に努めてまいります。 次に、給食の残渣のデータの生かし方についてでありますが、給食調理の際に出る野菜くずなどの残渣を除く給食の食べ残し等で学校給食センターに戻ってくる果物等の皮や急な学級閉鎖等による欠食などを含めた残渣につきましては、平成28年度は年間約33トン、1人1食当たりでは32グラムとなっておりましたが、平成29年度は30トン、29グラム、平成30年度は24トン、24グラムと年々減少しております。 学校給食センターにおいては、給食の食べ残し等の残渣の量を測定し、1食当たりの残量とその日の献立を照らし合わせることで、次の月の献立を作成する際の主菜と副菜の組み合わせ方などに活用しております。 次に、食育に対する生徒の反応についてでありますが、学校給食におきましては、学校給食摂取基準に基づき、各年齢層の昼食相当分の栄養を摂取するよう栄養教諭が献立を作成しておりますが、栄養教諭は各学校に出向いて食に関する指導も行っており、平成30年度は小学校で8校117クラス、中学校では6校23クラスで指導しております。指導テーマは、小学5年生では「朝ごはんをきちんと食べよう」、6年生は「給食の栄養バランスを知ろう」、また中学校では「朝食について考えよう」など、各学年に応じた内容となっており、朝ごはんをしっかり取ることやバランスよく摂取することの大切さなどについて指導しております。 授業の中で実施したアンケート調査においては、学年ごとの評価基準に基づいた理解度を把握しておりますが、多くの児童生徒が授業を理解し、実践へ結びつけようとする意欲が感じられ、望ましい食習慣を実現することにつながる成果として認識しております。 次に、滝沢総合公園陸上競技場の有効な活用法についてでありますが、平成28年度までは4種公認の施設として公認記録が取れる施設となっておりましたが、希望郷いわて国体に合わせてインフィールド芝整備を実施した後、公認期間満了となりました。公認継続には、毎年多額の費用がかかることや、記録計測を伴う大会が年1件程度との状況を踏まえて、公認継続を行わないこととしたところであります。 滝沢総合公園陸上競技場の有効な活用については、独立行政法人日本スポーツ振興センターtotoからの助成金によるラグビーポール整備を契機として、市ラグビーフットボール協会主催による近隣高校を対象とした交流大会や市体育協会主催によるラグビークリニックを開催しております。また、国体女子サッカー開催のレガシーイベントとして、市キッズサッカーフェスティバルなど、サッカーイベントを毎年開催しております。 今後においては、県及び市種目別協会などスポーツ団体と連携、協働しながら、スポーツイベント、交流会などの誘致を視野に入れ、有効活用に努めてまいります。
◆16番(相原孝彦君) 議長。
○議長(日向清一君) 16番相原孝彦君。
◆16番(相原孝彦君) それでは、再質問させていただきたいと思います。思ったより時間がかかりましたので、多少前後しますけれども、よろしくお願いいたします。 まず、やはり気になるところで新型のウイルスの関係なのですけれども、3月3日に対策本部を立ち上げたということで、その4日ぐらい前かな、そのときに突然安倍総理のほうから3月2日から学校を休めというお達しが出たと、その後立ち上げたような形になるのですけれども、やはり学校が休みになると、どこでも今騒がれていますけれども、学童保育さんとか、あとは受入先が全然ないとか、そういったところで子供たちが路頭に迷うという変な言い方ですけれども、うちにいればいいのですけれども、なかなかうちにいないような話もちらっと聞こえてきているものですから、そういった部分で学童保育さんとか、そちらのほうに対しての市からの援助といいますか、いつもでしたらば学童保育さんは夕方、学校が終わってから受入れという形になるのですけれども、極端に言ってしまうと朝から受け入れているようなところもあるかもしれませんので、そういったところに対しての市からの手当てといいますか、その辺のところは何か打たれているのか伺います。
◎市長(主濱了君) 議長。
○議長(日向清一君) 主濱市長。
◎市長(主濱了君) まず、私のほうからは、1点訂正をさせていただきたいなというふうに思っております。 都市政策についての市役所前の中心拠点構想推進のための県道16号問題についての項目の中で、国道282号と申し上げるべきところを232号と申し上げました。訂正をさせていただきたいと、このように思います。 それから、ただいまのご質問につきましては、担当部長のほうから答弁をいたしますので、よろしくお願いいたします。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 議長。
○議長(日向清一君) 丹野健康福祉部長兼福祉事務所長。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(丹野宗浩君) 学童保育さんの件につきまして、滝沢市の場合は3月4日から学校が春休みの前倒しで休校になるというところで、学童保育さんのほうに対応できるかどうか、まず最初にアンケート調査をさせていただきました。滝沢市の方針とかも教えてほしいということで、市の方針としては3月4日から休校するということを改めてお話しして、また再度アンケートを取ったというところでございます。 滝沢市内の学童保育施設が19か所ございまして、そのうち16か所については対応できるというような回答を頂きまして、3つにつきましてはちょっと難しいと。難しい理由としましては、支援員の手配がちょっと難しいのかなというところで、そういった形の回答を頂きました。 それで、滝沢市としましても、まず3月4日、学校が休みになった日なのですけれども、19か所の学童保育さん全部回りまして、対応していただいてるところ、もしくはできないところはどのような状況になっているかと確認しましたところ、3か所のちょっと難しいといったところも対応していただいております。 滝沢市からの支援というのは、その当時なのですけれども、トイレットペーパーとか、そういったところが少なくなっているので何とかできないものかとか、そういったところのお話は受けましたので、うちのほうとしましても、できる範囲でご協力できたらということでご回答させていただきました。あとそれ以外については、滝沢市から何か支援しているというところはございません。
◆16番(相原孝彦君) 議長。
○議長(日向清一君) 16番相原孝彦君。
◆16番(相原孝彦君) 19か所、まず何とか受け入れていただいているということで、本当にありがたいことだと思います。やはり今盛んに騒がれているのは、訳が分からないのですけれども、トイレットペーパーがなくなるという、それで学童さんなんかでも子供たちがいっぱいいるとやはりペーパーも使われるということで、できましたらばその辺のところの手当てはしっかり行っていただきたいと思います。 それと、学童さんだけではなく幼稚園とか保育園のほうはどのような状況でしょうか。
◆8番(仲田孝行君) 挨拶のためでした、どうも。
○議長(日向清一君) 失礼しました。 これをもって日本共産党、8番仲田孝行君の一般質問を終結いたします。
△散会の宣告
○議長(日向清一君) 以上をもって本日の議事日程は全部終了いたしました。 本日の会議はこれをもって散会いたします。 (午後 4時44分)...